野々村竜太郎
昔、超コワモテの人が車のビュンビュン走ってる道路で車を停めて、渋滞を作って、
自分の後ろを走ってた車の運転手をボンボン殴ってるのを見たぶりに引いた。
泣いて、わめいて、ウンザリした記者も中には居るんじゃなかろうか。
パフォーマンスをする事でテレビに大きく使われ、
本来注目すべき部分が薄まる「可能性」を持っているのは効力として大きい。
言うまでもなくコレは諸刃の剣ではあるんだけど、
「やっと議員になれたんです!!」
の雄叫びからも伺えるように、ワラにもすがる思いなのかもしれない。
あと、あの水の飲み方がお偉いさんへのアピールとかだったら凄い。
ニコニコ動画ではこういう政治ネタが色々なカタチでアップされる。
適当に関連動画を流し見ながら考えてたのが、
新しいニュースメディアは数年前から若者の間でネットに切り替わっているけど、
このニュースをネタにした動画こそが現代のニュース番組の一つになっている、という事。
ネット世代とテレビ世代が完全に分断されようとしてる過渡期なのかと今さら。
自分達の世代にも確かにあった「面白いニュース番組が見たい」という希望が
素人製作の、昔のテレビのような規制の緩い、結構なんでもありの世界で
ネット上に再構築されてるんじゃないか?という事を最近ずっと考えてる。
かつてテレビが登場した頃、既に成熟した大人だった自分の親の親世代くらいの人達は
「ラジオがいい人は聞いてたら?テレビは勝手に放送しとくから」
と暗に選択を迫られた事があるんじゃないか?という想像も立った。
お爺ちゃん世代からすると当時たまに行く映画は
まだパソコンが普及してなかった頃のインターネットなんじゃないか?
とか。
ある程度関係性が薄れてくるまで空想を広げる日々 。