-kemurikikaku-

ママチャリで駆けずり回る小っちゃいオッサンの日記

「ブレードランナー」を見た

 

ブレードランナー」は1982年公開。

インディージョーンズ」のハリソン・フォード主演

「エイリアン」を撮ったリドリースコットが監督

すごく面白そうなのに、そんなでもなかったw

 

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作にしたSF映画の金字塔と言われている。

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公開当時、日本に来ていたのがスピルバーグの「E.T」で

興行成績はまるで歯が立たず、かなり早めの打ち切りになった事や、

およそ三回の撮り直しで「完成品」が複数あるなど、何かといわく付きの映画。

ネットの評判を軽く見て最後に発売された「完全版」を購入。

2019年、地球は環境汚染によって住みにくい星となり、

一部を残して多くの人が別の惑星に移住した。

同時にロボット開発も進み、人間そっくりのアンドロイド(レプリカント)を開発。

彼らは新地開拓の為に奴隷のような労働をさせられていた。

そんなおり感情を持ったレプリカントが現れ始め、

数人のレプリカントが脱走し、人類に復讐を開始する。

人間もブレードランナーと呼ばれるレプリカントを「処刑」する男に調査を開始させた。 

いったい誰が善で悪なのか?

哲学的でハードボイルドかつSFなあらすじ。

 決して面白くないんじゃない。

 

 

この映画はその後の再評価によって日の目を見た作品らしい。

それなのに何故、SF映画の金字塔に成り得たのか?

恐らくはこの映画の持っている唯一無二の個性が要因なのかと思った。

「カルト映画」として評価されたのはなんとなく理解が出来る。

本筋よりちょっとしたシーンに目が行く映画というか。

 

ジャケットを見るとギリギリ意味の通じない日本語が書かれている。

これは監督が新宿歌舞伎町を訪れた時の印象が反映されてるらしい。

劇中にも日本語を話す俳優がいたり、アジアの路地裏的雰囲気が良い。

また何度も同じ日本語を雑踏の声として登場させてるんだけど、

それが、すごく気になるw

 

男の声で

「あれ見ろよ」

「なんかへんなもんが落っこちてったぜ」

女の声で

「これは誰かのプレゼント」

という、物語にはなんの関係もないセリフが繰り返し使われる。

手抜きなのか意図のある演出なのかは不明だけど、

こういうポップさみたいなものから離れた表現が

サブカルチャー方面カルト映画行きの切符を手にした理由かも。

 

アニメ「攻殻機動隊」がこの映画からパクリレベルの引用をしまくってるとか、

なにかとファンがウダウダ話せるネタが多い映画になっている。

僕はカルト映画とは思わなかったけど!

 

派手な演出は無く、ハッキリ言って冗長な所もある。

だからこそ、時に現れる山場での緊張感が際立つ仕組みになっている。

 

 

要点らしい要点を書けば3行で終わってしまうのに、

グダグダ言い出すと原稿用紙何枚いけるだろう?っていうこの感じこそが

ブレードランナー」ひいてはサブカルと評されるモノの良さだと僕は思っている。

 

 

 若い頃サブカルチャーの洗礼を受け、それに傾倒し、

いろんな情報がサブ方面から入ってくるように苦心した為、

この作品も10年程前にサブカルチャー界のお歴々が語っていたのを聞いて覚えていた。

その時も内容について面白く語っていたかもしれないけど、

聞いたことのない映画でSFとなると当時はそんなに興味も惹かれなかった。

それでも「この人達がお勧めするなら」と期を伺っていたが、

今回鑑賞して改めてサブカルチャーが持つ根暗い雰囲気は心地良いと再確認。

やっぱこういうの好きだわ、と思える作品でした。

 

 

 

ターミネーター」が頭の中で「ホラー」の棚にあるけどあれってSF・・?