-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

甘味部・19(番外編)

 

いつも何かしらくれる常連さんがくれた多分、茄子。

もしかしたら葡萄型のおはぎ。

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普通に美味しいのですが、

この常連さんというのが非常に気持ちが良い人で。

その人について、ちょびっとだけ話したい気持ち。

 

50代後半の夫婦で、老紳士といった風貌の旦那さんと、

大阪のおばちゃん!って感じの喋りなのに上品な雰囲気の奥さん。

 

あえて色々書き足しませんが、ここの奥さんが苦労してきた人。

大阪弁で聞かせてくれた当時の短いヒストリー。

挫折から立ち上がるために、最後は己の力で奮起したという。

その瞬間に、次生まれ変わったらどうなりたいか決意したんだと思う。

それが凄くポジティブな悟りを開かせたんだろうなという話で感動した。

 

オバちゃんの挫折と復活、

合わせて約10年の日々をおよそ2分32秒で伝えてくれた。

テクニカルな黒帯トークにも大変感動しました。

 

 

友達がくれた国宝の図鑑を見てると、こういう悟りを開く仏を考えてみたくなった。

菩薩は悟りを開き現世で教えを説くと言われてて、ちょっと大袈裟。

見た目はえびっさん的な、おめでたい雰囲気方面に悟りを開いたような人で、

非常に話してて心地がいいようにしてくれる。

 

 

ほんの数分、話しただけなのに意識の流れを感じた気がして、後から興奮する感覚。

苦労した人の話は興味深い。