ノーベル野郎
最近テレビ、ネット共にニュースを見てない私は「御嶽山」の話すらマトモに出来なかった。
「芝居の話に相づち一つ打てんようではアカンさかい」
とは落語「七段目」からだったと記憶しますが、
接客業に従事してる私としては他人事ではない。
「それなんの話でっか?」となるばかりではいかんのであります。
早速店で取っている新聞全紙に目を通してみると、
どこもかしこもノーベル賞を受賞した日本人研究者の話題で持ち切りだ。
中村修二さんが、大学院生から研究のモチベーションを高める方法を聞かれて
「怒りだ。それが全てのモチベーションを生み出す」
というアドバイスをしたと各紙が取り上げていた。
この人、いつだったかLED開発(?)の対価として
会社から糞みたいな額のボーナスだけ渡されて済まされたから
裁判を起こしたかなんかの人だったんですね。
コレは本当に良かったね!と分からないなりに、大いに祝福してあげたい。
別の受賞者も
「必ずできるとの信念があれば、あとは諦めない事」
「実験が失敗するたびにめげたけど、寝て起きると新しいアイデアが出るの繰り返しだった」
と、世界中の成功者が口を揃えて言う「諦めない」の格言がここでも聞けた。
受賞を知ったブラジルからの留学生が
「私も将来、小さな事でもいいので世界を変えたい」
と興奮していたそうだ。
幸福のテンションを連鎖させる受賞に拍手を送りたい。
ところで、「これ作った人にノーベル賞をあげたい!」なんて言う事がある。
例えば松本人志は「点鼻薬を作った人にやってもええんとちゃうか」と言ってた。
僕からは痔の薬「ボラギノール」の開発者にノーベル平和賞を差し上げたい。