-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

ブラボージャックパーティー

 

塚本の街はフェンスの中に菊が咲いてる。

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ここはそういう狂った街なんだ。

 

 

ブラボージャックパーティーというイベントへ行。

ライブサーキットと呼ばれる形式のフェスらしくて、

塚本駅周辺にある9つのライブスペースにて同時多発でライブが行われる。

それを全部無料で見る事ができるというお祭り。

 

飲み屋だらけの街にギターやベースを持った男女が歩きまくっとる。

石を投げればミュージシャンに当たるという、楽し過ぎる雰囲気の催しだった。

ろろ。 

 

〜〜〜〜〜

 

塚本晋也」と、聞いたことのある名前を口の中で繰り返しながら

見たことも歩いたこともない土地をゆく。

 

言うまでもなく、実際にはPEACEこの上ない雰囲気の中でみんな笑ってるような場所だよ。

途中のスーパーでスミノフを買って、飲みながら適当にブラブラしてると

どこからともなくドカドカ演奏している音が聞こえてくる。

音が聞こえたら店を覗く、を繰り返して歩いていると

「smokeさん?」と声をかけられ、(はて誰かいな?)と声の方を見れば

「フジタです」とふじたゆかりさんが声をかけてくれた。

どちらへ?と聞けば今回の目的地のnajica(ナジカ)に行くと言う。

こりゃ良いやってんで、一緒に連れて行って貰うことに。

言われてみれば"ふじたゆかり"さんも出演すると、前に"むらなかゆかり"さんに聞いた。

平仮名ゆかりセット。 

 

たまたま目当てはライブバー?のnajica(ナジカ)さんで全て行われていた。

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ヨヲコヲヨさんという方も見てみたかったけど今回は見れず。

 

〜〜〜〜

 

到着したnajicaは先ほどまでのライブハウス然とした空気から一変。

雰囲気や、中に居る人達が平均年齢と品を上げていた。

 

お金を適当に渡してビアやポテトを作ってもらい、既に酩酊気味の私でしたが、

メニューにボンベイサファイヤを見つけてしまい「これ好きなんですよ〜」などとのたまう。

スタッフさんが「スッキリしたの作りましょうか?」と言ってくれて頂く。

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美しい青のボトル。

憧れのシチュエーションだぜ。

 

このスタッフさんが色々とよくしてくれた。

また寄せてもらいますさかい。

 

ボンベイサファイヤは50度かなんかのドライジンで、もうこれでもかというくらいに酔う。

まともに立っていられないくらいに酩酊。

気付けば地べたにあぐらをかいて気持ち良く首を振っていた。

 

〜〜〜〜

 

この日はイベント中、ずっと、むらなかゆかりさんがライブペインティングをしていて

演奏の間に絵が変形していく行く過程がTwitterにも上がっていた。

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1日を通して描かれた景色。

最後は深い青に月が灯った。

 

 

ふじたゆかりさんのライブが力強くてよかった。

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出演者の中でも一番アーティスト然としてて、貫禄がありました。

 

イベントは終わるが、街はまだまだこれからという感じ。

出演者としても好演を見せたヲザキ珈琲と共に塚本の街をブラつく。

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そこら中でフリースタイルラップを繰り広げる。

が、酔っぱらいすぎて、ずっと同じ言葉を繰り返す駄目な私。

 

 酔いも良い頃合いになってきて、駅前の渋い立ち食いそば屋「松屋」へ。

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「らーめん」の文字に惹かれて。

学食で食べるような安っぽい味が最高に旨かった。

160円〜260円くらいでなんでも食べれたと思う。

 

店内に聞こえる程度のヤンタン、さんまさんの声。

クスリともしない落ち着いた白衣の店主。

日本のブルーズがそこに。

 

初めて降りた駅だったけど、塚本はすごく波長の合う街だった。

沢山の悲しみをアスファルトが吸い込んでるんだろう。

また来んとアカンやで。