「ユー・ガット・メール」を見た
ノーラ・エフロン監督とメグ・ライアンのコンビが三度実現した1998年公開作品。
インターネットで知り合った名前も知らない男女がメールをやり取りしながら
お互いに惹かれ合っていくロマンティック・コメディー
音楽良い〜♫
普遍性に富んだ物語はディズニーのようにコミカルで、少し道徳的。
ポップな色合いで挫折から這い上がる泥臭さも描く。
昔々、ナインティナインの岡村さんがこの作品をいたく気に入って、
インターネットを開始したとかオールナイトニッポンで言ってた気がする。
安心して見れる恋愛劇だったのですが、中間地点に男女が別れる様を撮っていて
『恋人同士が別れる際にお互い悲しまない結末もあるのではないか?』
というシーンなのですが、やっぱりノーラ・エフロンという人は
「男女の友情」が成立する事が言いたい人なんですかね。
この人にとって永遠のテーマなんだろうなと思うと、感慨深いものがありました。
映画は飽くまでもやり方で、自分の主張を何で行うのかという。 。
深い問題だ・・・・・・
街の小さな本屋がニューヨークの大企業と戦う。
こういう突拍子もない感じが恋愛モノらしくて、グッときます。
格差社会を生き抜く登場人物達は驚くほど働き者ばかりが出て来てなんだかすごい。
この頃はアメリカも恋より仕事の時代だったのでしょうか。
その効果でロマンティックな部分と、
えらくドラマチックな寂しい部分がクッキリ分かれてました。
クライマックスはどこまでも古典的に、エンドロールは現代的に。
調べた時に判ったのですが1940年の作品「街角/ピンク色の店」をリメイクしてるとか!
その時は「文通」がテーマだったらしく、本当に時代の変化も重ね合わせていたという。
抜け目ない作りに時代の寵児たる所以も感じさせられました。
ちなみに、監督とメグ・ライアン1作目の記事も書いてますので良かったら見て下さい^^
「恋人たちの予感」を見た - -kemurikikaku- 煙企画とは?
今年中に「めぐり逢えたら」も見ます!