桂米朝
昨晩、桂米朝さんが亡くなられたことをTwitterで知った。
嫌だなぁと思う。
ショックで参ったなぁというより嫌です。
「味の招待席」は大好きです。
無くなりかけていた上方落語の立て直しを落語文化の研究者だった氏が自ら担った。
歴史的功労者と言えるお方です。
「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのぎ/たわむれ)」という、
タイトルそのまま地獄のお話の中で、
昔と違って今の地獄ってこんな事になってますよと、見て回るのですが、
地獄にも寄席があって、そこに「桂米朝近日来演」の看板が・・というネタがある。
その話で盛り上がるネット内をチラ見。
冠婚葬祭は寄り合い文化の一つだなと思った。
落語を聞き始めた頃、上方落語は桂枝雀さんを含めてなぜか聞いてられなかった。
しかし米朝さんの落語だけはスルスル耳に入っていった。
5年程前、自分は人知れず体調を崩していて、リハビリにジョギングをしていたのですが、
走ってる間、何を聞いても空虚な心持ちになっていたのに落語だけは聞けた。
米朝さんの落語には随分助けられた気持ちでいる。
後追いファンとしては談志さんもだけど、一度でいいから高座を見たかった。
つい先日夢の中で突然、目の前に若かりし頃の米朝師匠が現れ「ウチにおいで」と言われる。
ホンマでっせアンタ。
入門を直々に許された気になったのか、認められたと勘違いしたのか、
なんせ嬉しすぎて号泣した所で目が覚めて、「なんやコレ」となったのを思い出しました。
痛いファンらしい言い方をしますと、最後に一言づつ挨拶代わりに
一番ファンの人が喜ぶようなことを言って回ってたんかな、とか・・(ノイローゼではない)
合掌
桂米朝 Beicho Katsura 江戸荒物 落語 Rakugo - YouTube
米朝師匠をお手本にやらせて頂いた思い出のネタ。