-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

選挙だってよ

 

「どこの政党に票を入れるか、あんまり言わないほうが良いらしいですよ」

ここ数日、働いてる最中も外を走り回る街宣車の話題から選挙の話題へ。

そのときに選挙権をゲットして間もない後輩君が私に教えてくれた。

 

なんだか変なことばっかり若い子達に流布している現状。

それを憂う気持ちは微塵もないけど、だから選挙って

面倒なモノになったのかなと仮説らしいものも浮かんだりした。

 

後輩君の言ってたことの真意は、みんなで相談をすることで

特定の政党に票が集まるのを防ぐ為にそうなってるんだろうけど、

誤解を恐れず言うならば、それで良いじゃん、とも思う。

 

みんなが無知なら無知なりに考えて、相談した結果で失敗したなら

巻き返しにかかるみんなのスピードも迅速なものだと思うのです。

これはみんなの意識が政治に向いてることが前提なんですけどね。

 

日本人の気質的に自分で全部考えて行動するのは苦手な人が多い印象がある。

でも、人と意見を合わせてなら、動ける人は沢山いる。

それこそが危険なのは理解してるんだけど、無関心がダメなら

間違ったリーダーだとしても一回失敗なり、成功を「国民のせい」で

という理由付きで体験するのも悪いことばかりじゃないかも、とか暴論も浮かぶ。

 

そういう意味で民主党の凄惨な末路も、学習という意味で意義はあった気はする。

誰だって一発で全問正解を目指すもんですが、大抵無理です。

 

とはいえ、私の住むような田舎ではジジババ達を焚きつけて

公職選挙法違反的な雰囲気が蔓延してたりするのもよく見かける。

暇でない若者を取り込むまでの気概はないようだ。

結局は大きなお金を動かす為に必要な駒の確保でしかなく、

自意識の有る若者ではなく、傀儡のような老人が選ばれてるのだろう。

 

その結果、次の世代や今を生きる若い世代のことを無視した

というと乱暴だけど、そういう雰囲気の政治ばかりが行われる。

そこでまた若者は蚊帳の外にいる自覚ばかりが芽生える。

ここで若者が動けないのも、飽食の国らしい微妙なところですが・・

 

 

「どこの政党に票を入れるか、あんまり言わないほうが良いらしいですよ」

という変な常識みたいなモノが公然と流布された結果、

選挙に参加することが特別なことではない世代にとって、

選挙=面倒なモノになった経緯があるんじゃないかとか。

そのせいで選挙に参加する気が失せた人が沢山いるだろうなと思うのでした。

 

常識かデマかは分かりませんが、選挙権を得た頃、母親も似たようなことを言っていた。

自立を促すようでいて、その実、自信のない人を拘束する呪縛でもあると知る。

これは完全な憶測だけど、自信のない人のほうがモノを考えてるのも日本人の気質だと思う。

その国に適したやり方ってのがあると思うんです。

うんこが漏れそうなのでこのへんで。