-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

泣いてないよ

 

 

 

 

泣けるように出来てるモノコトがある。

 

 

テレビ業界では「犬と子供が出てくると泣ける」というセオリーがあるとか聞く。

 

もっというと、そのどちらかが死ぬとより泣けるとか。

 

 

 

 

確かにそういうストーリーで泣いた覚えがある。

犬を飼ってたり、子供がいたりすると自然に感情移入していく自分を感覚として知っている。

 

 

これは仕組みであって、感動ではないと思うんだけど、「感動のストーリー!」みたいな見出しが踊る。

 

 

ほんで、

この感動に似た仕組みによって泣くのが条件反射だとして、分かっていて流れる涙は一体なんのかを考えていた。

涙はなぜ流れるのか。

 

 

仮に仕組みや条件反射というのが間違いなかったとして、作られた感動にコチラも呼応してしまうのはなぜなのか。

泣くという行為はなんなのか。

 

 

 

犬や子供が意図的に出てくる映画で「馬鹿じゃないか」と切り捨てて泣かない、(あんなものでは)泣けないという人も多い。

 

犬や子供が悲惨な目に遭うと笑っちゃう人も存在するのだろう。

同じ条件なのになぜ泣かないのか。

そしてなぜ泣くのか。

 

 

ゲラゲラ笑っちゃう人は犬や子供が身近にあったことがなく、またそれらが嫌いだったりするんだろうか。

環境や、文化の違いもありそうだ。

もしそうなら、それは合点がいく。

 

 

 

感情移入することで流れる涙は冷静。

「あー泣けるヤツやなぁ」とおもいながら涙を流している。

 

泣くってなんなんだ?

 

 

 

 

悲しいから泣くんだと思ってた子供の頃は、逆にそういうものに反応できない自分がいたのを覚えている。

同時に泣いてる大人をどこかで馬鹿にしてたような気もする。

 

「なーに泣いてやんだ」って。

 

 

 

泣くように作られてるモノで泣くことをマナーのように学んだ結果、涙が流れてるのだとしたら、生き物としてすごく不気味だ。

不自然。

 

 

子供の頃は「はじめてのおつかい」で泣く大人も不思議だった。

でも今は理解できる。

 

 

なんで泣くんだ。

悲しいとはなんなんだ。

 

 

 

  

 

 

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