東京紀行・5
ちっちゃいオッサンの夜はふけ、規則正しい10時チェックアウト。
ちっちゃいオッサンの朝は遅い。
10回以上鳴ったiphone目覚ましを無視して9時58分、「うわ〜」と実際に言いながら起床。
のび太君をサンプリングスタイルでガチャガチャ身支度。
かつて、「何時だろうと朝は眠い ギリギリまで寝てメシも食えずに」と、ブルーハーブのBOSS the MCさんは唄った。
ちっちゃいオッサンはコメディタッチでやりたいと思った。(寝坊)
朝の浅草寺。
日曜日とは言え、凄い人。
奈良の東大寺とは明らかに異質の賑わい。
そして暖かい、暖かい!
暖かくなると人間が活動的になるのは、動物なんだなぁと実感する瞬間。
浅草演芸ホール行きたいなぁ。
バラエティ笑。
はりすなおさんみたいな絵もグッときまし。
ペーソス!
朝から大行列だった洋食屋さん。
コック帽をかぶった人が出てきて人員整理をしているのが、戦中戦後の漫画みたいで可笑しかった。
安さが売りのようだったお弁当屋さん。
めちゃくちゃ迷ったけど、買わず。
どこで食べたら迷惑にならないかわからないし。
入り時間まで、まだ1時間はあったので、吾妻橋横の公園で一服。
やることも無いし、詩を読み返したりする。
全然ピンと来ない。
上には鳩達が餌になるものを待ち構えている。
腹が満たされたらここから糞も落ちてくるだろう。
1羽がずっとコチラにケツを向けていて、いつ噴射してくるかわからないスリルの中、立ったり座ったりして落ち着かない。
観光客の平和な掛け合いが聞こえている。
モヤモヤするので会場へ。
楽屋で各地の代表さん達と挨拶などしながら、本番までウロウロ落ち着きなく過ごす。
こういうときの居場所って本当見つけにくい。
はよ始まって、はよ終わらへんかなぁの臆病風に吹かれながら大会がスタート。
大阪から息子と来てくれた友達を盗撮。
ホンマにありがとう。
大きな会場。
高い天井。
マイクは高性能で、かなり小声でも音が拾われているように感じた。
始まればあっという間に祭りは終わり、自分は2位。
全国で2位て!!嘘やろ。
打ち上げに参加して、もうだいぶ緊張感の無い脳は、大会前より、何も考えていない。
こっちこっち、と促されるままに上野駅から東京駅へ。
総勢70名以上のレース。
ここまで勝ち上がって来た9人の猛者達とガッツリは喋れなかったのが心残りのまま、馬野さん、モリ君と別れる。
もう少し喋りたかったなぁを引きずり、大阪に着いた朝の落ち着きと脱力は忘れがたい。
大阪が地元なんだと、見慣れた梅田を歩き、かなりホッとする。
梅田からどの電車に乗って帰ったのかも思い出せないけど、2日間の東京の経験がいつ頃、顔を出すのかをノンビリ待っている。