古都へ
詩人の野口君が京都で3日間の展示会をやるとおしえてくれた。
たまたまライブ前日で開催期間の間で唯一の休みだった事もあり、惰眠を貪る1兆倍有意義な時間を過ごす為に京都へ。
京都に降りたち、京都タワーを少しだけ眺める。
日本中を当たり前に忙しく飛び回ってるサラリーマンのツイッターを見てると、小旅行で来る距離だった筈の京都が近い気がしてくる。
恵まれた環境かは分からないけど、地元をウロウロしてたらお金が貰えるのはありがたいのかもしれない。
考えてるフリをして電車を乗り換え烏丸御池に向かう。
マンガミュージアム、ここにあったのか。
お店の常連さんが教えてくれた火の鳥が見えている。
まだ読んだことが無い。
「ブッダ」も途中でやめてしまってるんだよな~。
グーグルマップに従って到着。
野口君が閉館時間を過ぎても開けておいてくれた。
詩人と、写真家と、グラフィックデザイナーがコラボレーションしている企画で、確かすでに13枚ほどの作品を発表していて、展示会などで購入することができる。
壁に貼り付けられた詩を眺める。
白壁には映写機で言葉と写真が映し出されている。
今までの作品も並べて見るとまた良いものだった。
「ボンナ・ネッツェ・カーツ」という名前はこの世に無い言葉らしい。
夢の中で「言葉を組み替える」ことをしていたときに浮かんだんだとか。
洒落た夢を見る人もあるものだ。
去年落語を縁にして知り合った画家の田中秀介夫妻も来ていて、秀ちゃんは僕が来るのを待ってくれていた。
嬉しい。。
「どれだけ会いたかったと思ってんねん。おめでとう」と言ってくれて笑う。
嬉しいなあ。
秀ちゃん夫妻は今マイホームを建てていて、「今度尋常じゃないパーティーするから、絶対来て」と笑う。
みんな笑う。
野口君と日本酒を飲みながら話していると先の長さに少しだけクラッと来た。
道の途中であきらめるのが得意な私。
そうも言ってられない心持ちよ。
買って帰った最新号。
展示のように貼るのが正しいのが分かったので、部屋に貼り付けて眺めている。
この紙に詰まっている3人の考えを感じて過ごそう。