中崎町へ
先日、大袈裟太郎さんが大阪に来ていたので会いにいく。
大袈裟さんは東京で人力車夫をやりながらラッパーとして活躍している。
高江の問題なんかに取り組んでいるらしく、この日は三宅洋平、山本太郎両氏も来て、中崎町の多目的ホール施設で行われた、「憲法フェス」なる催しの手伝いをされていた。
僕は、、正直そこまで関心が持てていない社会問題で、大袈裟さんの活力に尊敬を抱きつつも少し引け目を感じてしまっていたけど、自分が東京に行って、仲良くなりたいなと思った大袈裟さんには変わりないので、出待ちのような事をして会合の終わりを沢山の集まった人たちと一緒に待っていた。
トイレが会場の中に繋がっていたので、コッソリ中を覗こうとした瞬間、目の前に大袈裟さんが現れた。
「トイレの掃除しますんで」とか言って、僕には気付いていない様子。
「大袈裟さん、お久しぶりです」と言うと、「あ、どうも」と言った感じで明らかに覚えてない。
そのままスーッと奥に行ってしまったけど、此処まで来て諦めるわけもなく、次またトイレに大袈裟さんが来た時に「大袈裟さん、スモークです!」というと時間が逆戻りしたように大袈裟さんの顔が緩んでいく。
「おー、スモークかぁ、、髪切ったなぁ!」と、ラッパーらしく握手で出迎えてくれた。
沖縄県民のような顔に言葉も少し沖縄訛りのようになっていて、らしいなぁとこちらも顔が緩む。
あまり込み入った話もできないし、掃除や片付けもあるので、スンナリ引き上げ梅田の街へ。
「もう、音楽はやらないんですか?」
今日聞きたかった、唯一の事かもしれない疑問をぶつけると
「やるよ!笑」と『何言ってんだよ』という風に即答してくれて、とても、安心?した自分がいた。
【握手券なんかいらない】 大袈裟太郎 Official Video