-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

昔の巡礼

 

 

自分巡りが続く。

 

 

 

「自分探し」という言葉がある。

 

初めて聞いたときから既に馬鹿にされてるニュアンスを含んだ言葉だったように思う。

 

結局、ほとんどの人が、自分のことを飽きれるくらい好きだ。

 

 

みうらじゅんさんは自身のことを「自分マニア」と称している。

 

誰よりも自分が大事だということかもしれない。

 

誰も親しい他人、見知らぬ他人。

 

 

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電車を乗り継ぎ、千里中央にフラッとやって来た。

 

自分にとってここはとても懐かしい場所、景色。

 

そんな場所に立っているせいか、悟ったようなアホ丸出しの文字が漏れてくる。

 

 

 

とんでもなく懐かしい景色に興奮する。

 

小学校1年の夏から2年の夏まで住んでいた吹田市山田からモノレールで1駅の千里中央

 

今住んでる場所は文字通り真逆に位置している。

 

 

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週末、父親の運転する車で家族が総出になって買い物に出かける時はだいたい「セルシー」の中にあるダイエーだった。

 

単なる夕飯の買出しだったとしても買い物は良い暇つぶし、お出かけになる。

 

用意の遅い母親を待つ間、カーステレオでビートルズを聴く時間が大好きだった。

 

母と、まだヨチヨチ歩きだった妹が1分1秒でも団地の階段を遅く降りて来てくれれば、より長くビートルズを感じることができる。

 

たまにオールディーズベスト、ビーチボーイズ、プレスリー。

 

 

 

千里中央に着いた頃には16時を回っていた。

 

いつしか自分も母親に似て、家を出るのにダラダラ、グズグズするのだ。

 

 

家を出る段になって、なぜか岡本太郎の動画を見ていたので、愛する太陽の塔を眺めにモノレールに乗り込む。

 

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自分にとって大阪のランドマークは通天閣でも、大阪城でもなく太陽の塔

 

10年くらいに渡って買い替え続け、4代目になる太陽の塔キーホルダーを買って進行方向を変える。

 

いつもならこのまま万博公園民俗学博物館。

 

お正月のセールがまだやっているかもしれないので、今日は隣のエキスポシティーに。

 

 

 

初めて来たけどなんだか暗い雰囲気を感じた。

 

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折りたたまれたパラソルがちん○こにしか見えない。

 

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ちん○こやな?

 

 

ここ10年で乱立しているイオンモール的な複合施設との違いが分からず、1日をここで消費させる為だけに作られたような広すぎる館内をなんとなく、なんとなくで歩き続けて疲れた。

 

ポロ・ラルフローレンとザラ・ホームはナイス。

 

 

 

東京地下街に迷いこんで、外に出られず右往左往した挙句、最後は自殺する諸星大二郎の漫画を思い出していた。

 

ずっとずっとの暖房の暖かさが気分をすこぶる悪くさせる。

 

じゃー暖房なしで耐えられるか?

 

無理だ。

 

 

 

無事迷宮を抜け出して、外を出る少し前から降り出した雪が薄っすら積もっている。

 

 

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外では誰かが作った雪だるま。

 

 

ヒョコッと顔を出した太陽の塔が可愛い。

 

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間が抜けて見えるモノに感じるどう仕様もない愛情。

 

 

 

 

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東京の岡本太郎美術館で買ったガチャガチャを回して就寝。

 

楽しかったけど電車で来るとこちゃうわ。

 

 

 

太陽の塔Walker

太陽の塔Walker