シナモンロール
パソコンに向かうとアイデアが出て来ている。
形にもなってきていて、後はパソコンの調子さえ良ければもっとスムース。
誕生日も過ぎてどこか特別な感情も薄くなり、例年通り寒過ぎる日々に暮らす。
初めて食べた日から今も好きな甘味。
コレもアメリカの食べ物なのかと思ったら、ウィキペディアによると「スウェーデンで発明されたと考えられている」とだけ記されていた。
スウェーデンのお母さんなのか、パン屋さんなのか、誰かが、誰かを喜ばせようと考えて作ったに違いなく、1つの食べ物が、ある世界のスタンダードにまでなっている。
喜ばせようとする行為は自然に行うべきだという人もあれば、作為的であれ、時に偽善とまで言われても、死ぬまで続ければそれは善だと、大真面目に考える人もある。
繊細な考えから生まれる事もあるし、大雑把な人が「これでも食いな!」とぶっきらぼうに授けてくれる時もあって、誰かを喜ばせようとする行為の中にある、照れみたいな成分を思ったりもする。
気の利く友達が自分の言った些細なことを覚えてくれてるというのも、自然に喜びへ繋がったりもする。
何が言いたいのか、恥ずかしげもなく書き出すと、自分も誰かを喜ばしたい。
そんなアイデアを形にしてみたいと今は考えている。