新鮮な王子さま
切なさに暮れてる24時間も過ぎ、早くも店の研修が開始。
全く違う顔ぶれを眺めながらちっちゃいオッサンは抜け目ない小利口なオッサンを演じるべく、額に汗して働いた。
真面目にコツコツ、声を出し、遅刻もせず、できない人を助け、まだ要領が掴めてない若人に手を差し伸べ、京都から応援で来てる社員を労わり、新しい旦那さんのお気に入りらしいゴッホのレプリカにいち早く気づき、平身低頭ゴマスリゴマスリ、身とゴマを粉にして人身御供に仕事をした。
普通に仕事して、仕事教えて、遅刻しないだけでキリストにでもなった気がする奉仕精神全開ヨロシクな2日間だった。
今までの自堕落がしみる。
しばらくは「右の頬を打たれたら左の頬を差し出す」ドMの精神で働こうかな?やめよかな?やっぱやめよ?です。
帰宅後、先ほどの精神が泡に消える動画を発見した。
少し前にボイラールームとバドワイザーのコラボイベントでのDJアクトが一部で話題になっていた、DJ JAZZY JEFF(DJジャジージェフ)が「リズムルーレット」に登場。
ジャジージェフは、ザ・フレッシュ・プリンスという名前で活動していたかつてのウィル・スミスと一時代を築いた人物。
「リズムルーレット」とは、トラックメイカーが目隠しをした状態で3枚のレコードを選出。その3枚のレコードからサンプリングして即興で曲を作るという趣旨の番組。
この番組にDJ Dahiが2度目の登場した時と同じく(serato Edition)とあり、この表記がある回はレコード店には行かず、レコードコレクターのGENE BROWN立会いのもと、コレクションの中から目隠しで3枚選ぶ仕様になっている。
GENE BROWN氏が何者か存じ上げませんが、コレクションから選ばれた3枚は、とてもいい音楽を画面からあふれさせます。
ジーンブラウンで検索して出てきた記事タイトルを翻訳機にかけると、どうやら「レアなサンプリング元ネタジャンキー」なのかな?ということが、かろうじて分かった。
ありがたい人。
ジャジージェフも思わずニヤけたレコードから作り出された音楽にラップが乗り、最後に付け足されたピアノへのエフェクトと、スクラッチによってガッチリ固まるヒップホップビートに酔う。
何年か後、この番組によって格段に若手トラックメイカーの質が高まったことが立証されるだろう。
HE'S THE DJ, I'M THE RAPPER (EXPANDED EDITION)
- アーティスト: D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
- 出版社/メーカー: REAL GONE MUSIC
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: DJ Jazzy Jeff & Fresh Prince
- 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
- 発売日: 1993/10/12
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る