-kemurikikaku-

ママチャリでかけずる小っちゃいオッサンの日記

幸せな結末

 

9月21日は、はっぴいえんど宮沢賢治の命日なんですよ。

でえ、「風街ろまん」ていうのは聞くところによると松本隆先生は宮沢賢治の「春と修羅」にインスピレーションを受けて作ったそうで。何年か経った後、70年代の暮れだったと思うけど、9.21が宮沢賢治の命日と重なってたと発見してすごいビックリしたんですよ

 

坂崎幸之助さんのラジオに出演した岩手県出身の大瀧詠一さんが言っていた。

 

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

 

 

小学生の頃、暇で暇で仕方なくて国語辞典を読んでいた。

膨大なページの中から変わった漢字や、へんな言葉を探して笑う。

笑うと言ったって「へへ」くらいのもの。いや、「へっ」くらいか。

金はかからないけどずっと続けられるほど笑えるものでもない。

 

 

さぁどうしようかと何度も繰り返し読んだ漫画を手にボンヤリしていた。どう考えてもゲーム機と金が欲しかった。

そんな時に図書室の存在を知り、活字の本はキツイので絵が多い百科事典やギネスワールドレコードを眺めることに。

内容はそうそう尽きないし面白い。

持って帰る時はウキウキするけど、本当に内容が盛りだくさんで、1回、2回借りたんじゃとても読みきれず、しまいには返すのが億劫になる。

加えてランドセルに入らない分厚い本はとっても重たい。

 

そこでまたさぁどうしようと思いあぐねて絵本に手をかける。

これはとても軽かったけど、これまたランドセルにギリギリ入らない四角い物が多いし、薄いのですぐ読み終わってしまって、なんか違う。小学生男子にとっての「当たり」も少ない。

長細い本をランドセルのフタと本体に挟んで帰る感じが気持ち良かったのはなんとなく覚えている。

 

 

さぁ、どうしよう。

相変わらず部屋には読み込んで手垢のついたような漫画っきゃない。

ビートルズの本とかねーのかよと図書室をさまよっていた頃、「銀河鉄道の夜」が国語の授業で抜粋された読み物として登場した、ように記憶している。

 

特に感じ入るものがあったわけではないけど、作者紹介の項にあった「月夜のでんしんばしら」という文字が妙に気になった。

なにか惹かれるものがある字面を探しに図書室へ出向くと本がある。

期待せずパラリとめくると「気持ち悪良い(きもちわるいい)」デザインの、顔がついた電信柱が

ドッテテ ドッテテ ドッテテド

という嬉しい音で夜の町を歩く挿絵が目に飛び込んできた。

図書室で密やかに爆笑。なんじゃこれ??

 

 

気持ち悪良いと言いたくなるでんしんばしらは、ディズニー的なユーモラスな感じでもなく、水木しげるのような強烈な感じでもない。強いて言うなら大伴昌司のようなリアルさと不気味さが合わさったような絵だった。

 

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宮沢賢治本人の描いたというこの絵が怪しいけどコレだったのかなあ・・これはこれで気持ち悪良いと呼ぶのにふさわしい絵。

また当時、五味太郎さんの「どどどどど」という、ひたすら何かが「どどどどど」と進んでいくだけの狂った絵本で爆笑しており、音にも敏感で、「いい絵」と共に子ども心を引き込んでくれた。

 

 

関係ないけど、コイツのシルエットスタンドなる珍品があるらしく、思わぬ新情報を手にして喜。

シルエットスタンドってなんなのか分からんけど絶対手に入れよう。

 

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うわあ・・ええやんかあ。

 

 

「活字を読んでるオレカッケー」も手伝ったのだろう、図書室にある宮沢賢治を全部読むことに決めて暇つぶしが始まった。

 

 

それから全部読んだのか、おそらく読んでねーだろうなー。理解とかする気もなかったろうし。

それでも一応、兄が我が家に持ち込んだ「今日から俺は‼︎」に出会うまで宮沢賢治の本を読む日がそれなりに楽しみながら続く。

いい加減な付き合い方ながら、著作の「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」というタイトルは今でも自分の中に何か1つ大事なもの、らしきを残している。

 

氏は37歳で亡くなったそうな。

思い出をありがとうございます。

 

 

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探せばいいものが見つかりそうだ。

 

 


Hiroshi Sato - Blue And Moody Music

 

 

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