-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

ジェリーになっておいでよ

 

台風の面影もなく、大阪は平和な夏を取り戻している。蝉の声もありがたい。

 

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当たり前にクーラーを使うようになった。夏休みの昼間「1時間だけ」と母親がつけたクーラーの事を思い出したりする。うだる暑さの中でもクーラーが動きだせばものの数秒で部屋全体が冷蔵庫を開けた時みたく冷たい風で満たされる。それはたしかに喜びで、しおれた犬みたいな顔が本当に笑顔になった。寸前までベタついていた肌はスベスベに乾き、さっきまで少しでも冷たい床を探してノソノソ這いずっていたはずが、無限に活力が湧いてくるようだった。家にはいつからクーラーがあったのか思い出せない。小学生の頃にはもうあったなぁ。

引越しの準備があってしばらく祖父母の家に兄弟で預けられたことがあった。家には床に置くタイプ(?)のクーラーが1台だけあって他は扇風機があるだけ。クーラーは祖母の寝る寝室に設置されていて我々が使うことはほとんどなかったが、たまにあまりに暑いので勝手に俺がつけて涼んでいるところを兄が心配そうに「良いんかよ」とかなんとか言って見ていたのを思い出す。極楽顔で「ええんやって」と答えたが、今思うとそれで良いのだ。夜は祖父が布団の横で団扇をあおいでくれる時があった。クーラーでも扇風機でもない弱々しい風だが、妙に心地よくて祖父より先に眠りに入ってしまった。

祖父母の家の壁には仏(弥勒菩薩だった気がする)と鬼の面がなぜか掛かっていて、祖父に理由を聞いたのも覚えているが、なんと答えたかは失念している。ただ「(母親に)仏壇とお面を買うように伝えておけ」と命令口調で言われたのがめちゃくちゃ記憶に残っている。なんだろう「ほんまそろそろええ加減にしとけよ」みたいな強い口調で、実際親と再会した時に真っ先にその事を伝えると母親は苦笑いで「わかった」と言っていた。当然未だに家には鬼も仏も無い。しかし数年後に申し訳程度のチャチな仏壇が現れて少し気味が悪かった。あれ今でもあるんかな。誰も見向きもしていない仏壇が実家にポツンとあることも久々に思い出した。

祖父はほぼお正月にだけ会う人で俺が高校生の頃に亡くなったので、どういう性格の人だったのか分からないままだが、小さい頃は会うと孫全員を順番に呼んで「無精髭を顔に押し付けて撫で回してくる」というスキンシップを取る人だった。たぶん愛されてはいたんだと思う。無口で、ほとんど喋ってる所は覚えていない。食事の時、たまに1番小さい缶のアサヒスーパードライをやっていたのも謎だ。父方母方共に祖父は無口だったな。俺がお年玉以外に関心がなかっただけかもしれないが。

寝苦しいなと感じる前にクーラーを付けていることも多くなった。「1時間だけ」のはずが、母も心地良かったのか1時間を過ぎてもつきっぱなしになったクーラーをチラチラ眺めて「気付くなよ〜・・」とヒヤヒヤしていた夏もあった。そんなみんなのせいで今年も日本はほっかほか。

 

 

youtu.be

トラックなのか、声なのか。「これがブッダブランド」な音。緑の五本指ことnipps氏が「最初で最後」と誰かをディスしてるようですが・・,とにかくDLさんの声をメンバーの新しいラップと共にまた聞けるお盆です。サイコサイコー。今日も最高の1日になるで〜!

 

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