-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

炊きたてのカスタードクリーム

 

当たり前に感謝している。「いつもありがとう」が本音であること。

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今月は舐達麻の2ndアルバムに続き、気になる邦楽の新譜がもう1枚。パソコン音楽クラブの2nd「Night flow」が今月4日に発売された。

 

youtu.be

まだ現物は手元にないのだけどYouTubeに発表されていた予告動画を見たときのトキメキが凄かった。映像に使われている場所まで全て趣味嗜好をオーダーメイドしたみたいだと思った。

youtu.be

 

彼らの音楽を紹介する際に「ヴェイパーウェイブ」と呼ばれる音楽ジャンルの文脈で語られることがある。アメリカのVektroid(ヴェクトロイド)というアーティストが2011年に発表した「フローラルの専門店」なる奇異な作品などがそのジャンルの発端。下記に貼ったリンクではヴェイパーウェイブを「80~90年代の商業BGMを実験音楽の手法で再構築」した音楽と紹介されている。詳しく解説されているので興味のある方はリンクを覗いてみてくださいや。

ヴェイパーウェイブにサンプリングされている系統の音楽に昔から惹かれるものがあって、この新しい音楽ジャンルの潮流と趣味が合致していたこともありとても気になっていたがYouTube上の専門チャンネルをいくつか登録したくらい。文字化けした日本語を選ぶセンスや、狂ったサンプリングの雰囲気だったり、ヴェクトロイドさんが全てで申し分ないと思えた為、彼女以外のアーティストをガッツリ掘り起こすことはしていなかった。サンプルに使われる例えば、外で聞こえてくる「ちょっとダサい」それらの音楽はその辺のスーパーで流れてるJ-POPのボーカルなしアレンジのものだったり、インターネット黎明期の映像やCGアニメ黎明期のBGMなどがそうで、そこに80年代流行っていた音楽や、「フュージョン」「アンビエント」といった時代の一部を象徴する音楽ジャンルが融合して見事に「変な」音楽が誕生していた。

パソコン音楽クラブの最新MVを見る限りはそういった音楽を期待するのは違うのだけど、彼らの使用する楽器であったりその音色は、80〜90年代の音であり、彼ら自身そういった音に強く惹かれていった結果ヴェイパーウェイブに対しての共感は大いにあるという。

 

とっても内容の充実したインタビューでした。パソコン音楽クラブのお二人が理知的で素敵。「地下鉄御堂筋線」の発着音の話など、おこがましいですが「分かるわ〜・・」の連続でした。インタビュアーの人もすごく良い。

www.cinra.net

出身が同じ場所で驚きました。こんなビンビンくるインタビュー久しぶりで、なんだかよりシンパシーっす。

 

ヴェイパーウェイブとその元ネタを紹介する動画もあるのですが、日本の80年代音楽が多用されていることがよく分かります。

youtu.be

新旧音楽と発見。これからまた色々聞いていく楽しみが増えました。

 

gendai.ismedia.jp

 

いつもありがとうございます。過去のサンプリングが新しいかどうかは謎やけど、結局過去を踏襲して未来が出来ることは否定できない。必ず先人の足跡が現在のなんらかに生かされている。それで誰かが楽しめたり、もしかして救われちゃったりして、知らんところで誰かが何かの役に立ってるって結構素晴らしいですよね。ほんなら今日も最高の1日になるで!

 

【メーカー特典あり】NIGHT FLOW (「塑料的世界」「Escape」2曲収録『特典トラックス_3 』[CD-R]付)

【メーカー特典あり】NIGHT FLOW (「塑料的世界」「Escape」2曲収録『特典トラックス_3 』[CD-R]付)

 
DREAM WALK

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vektroid.bandcamp.com

楽しめる仲間がいる奇跡と、世界に向けて発表する意義の大きさを噛みしめる。