ツーと言ったのにツー

100均に並ぶハロウィンの衣装もジョーカー。「イット」の続編が公開されたり、今年はピエロが流行ってそう。

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観察。

自分の周りに居る高潔な人たちは、いつも芸術とか表現とかの外にいて多くを語らない。ハスに構えてるわけではないし、むしろ超自然な感覚で素直に人間の生活を送っている。さも魅力的な人たちはその逆にあって、やはり口々に語り、尊大な雰囲気だけを肩に引っ掛けている印象がある。本当にすごい人を未だ身近に見たことも感じたこともないので、本当のところは分からないけど、自分にとって高潔に映る人ほど表現をしないし、なにも言わない。そういう人こそが、俺の思う本当にすごい人なのかもしれない。本当にすごいってなんやねん、やけど。

物を言わない高潔な人には、君がやればいいのにと、機会があればいつもワガママを言うようにしている。でも決してやらない。俺が鈍くて気付いてないだけで、その人はやっているのかもしれない。あなたほどの人がと、やらないことにすげぇなぁと頭をかくばかり。

溢れてしまう表現をだらしなく滴らせてついつい何かやってしまう。恥ずかしげもなくなった頃に肩の後ろから尊大になっていることすら良しとしたりする。高潔な人はそんな姿をも微笑んで見てくれてたりして、生かされてることに気づくもやはり頭をかくほかない。厚かましくなったとしても、そうやって生きることを自分で選んだのだから仕方ないのだけど。などとまた自分ばかり許してワガママに生きているのであった。あまりにも楽しい時間が流れるので。

道が新しくなればなるほど分からなくなることは増えた。古くなったことを理解できたのかといえばそんな風にも思えず、朝方の風邪薬ほどの喉の渇きが訴える本当、本当、本当。屁の音。換気扇の終了するズバッという音。玄関のドアが開いた後で始まる今日をどう生きるのか決めることが出来そうな幸せに今日も感謝状を。

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