-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

空きっ腹に金塊

 

私は需要のある人間です。

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先日「ターミネーター ニューフェイト」を鑑賞。ターミネーターはこれまで2以降に興味が持てずにスルーしてきたけど、好きだった2の続編と聞いて観にいったら面白かった。それはinterestingという意味ではなくて、涙を流して大爆笑。今年1番笑った。映画館で我慢できずに声を殺して大口開けてた自分のことが知りたくて、何がそんなにおもろくて笑ったのか説明を試みる回。

 

開始すぐごちゃごちゃがあって、タイトルが映し出されると「Terminator DARK FATE」と書かれてあった。世界的に映画のタイトルを変更することってあるんだろうか?日本は邦題が改悪だとよく聞くけど、タイトルが画面に出るまでの短いごちゃごちゃだけ観ても「ダークフェイト(暗い運命)」で良かった。全部観終わってから「ニューフェイト」でも辻褄は合うと思ったけど、作った人のことを無視してまで変えるほどではないと思う。良かれと思って変えたんなら見当違いの大きなお世話だ。

現在30代以降の日本人はターミネーターシリーズに馴染みがあると思う。特に84年公開の1、91年公開の2を地上波テレビで1度は観たことがあるのではないか。観てなくても、テレビでこすり倒されていたのをご存知の方は多いと思う。とくに今回の「ニューフェイト」の前作に当たる2は、自分も子供の時からテレビで何回観たか分からない。当時とんねるずがコントでパロディを作っていたり、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが日本のCMに出演していたり、子供ながらに日本で「ターミネーター」が流行ってるのが体感できた。多分初めてちゃんと観た洋画は「ターミネーター2」だった気がするし、初めて顔と名前が一致した海外の俳優はアーノルド・シュワルツェネッガーことシュワちゃんかもしれない。そんなことで、今回は予習に前作を観ることをしなかったのだけど、なんせ昔の記憶なので観とけば良かったなーと終わってから。現在Amazonプライムで2は無料で鑑賞できます。観なくても楽しめます。

 

簡単にターミネーター2は、前作の主役サラ・コナーの息子ジョンを守る為に未来からやって来たシュワちゃんターミネーターと一緒に、同じく未来からジョンを殺す為にやってきたT-1000なる液体金属の新型ターミネーターをぶっ倒す話。またターミネーターを作ることになるサイバーダイン社をぶっ壊し、「審判の日」と呼ばれる核戦争が起きない未来を作るまでを描く。3以降の展開はかなりザックリ教えてもらっただけなのだけど、サラ・コナーの息子ジョンが、シリーズの中でずっと生き延びており、変えられない未来に抗うお話が続くそう。

今回の「ニューフェイト」では2の3年後、98年から始まる。2で「審判の日」を阻止する以前に送り込まれていたT-1000とシュワちゃんターミネーター以外に、実はもう1体シュワちゃんターミネーターが未来から送られていて、そいつにジョンが殺された後の2020年に繋がっていく。3以降もジョンは生きているそうなので、タラレバの世界線を描いたパラレルワールドストーリーということで理解したのだけど合ってるんでしょうか?

内容は2が好きだった人に向けて作られていたと思う。ターミネーター同士の追いかけっこがスリリングで楽しかった2のノリが再現されている。シュワちゃんが無表情で鈍器を使ってT-1000の頭をフルスイングで叩き潰す、相手は液体金属だからぐちゃぐちゃになっても無表情のまま復活して追いかけてくる。シュワちゃんが無表情でT-1000の顔面にドッカンドッカン銃をぶっ放す、ぐちゃぐちゃになる、復活して全力疾走で追いかけて来るを繰り返す攻防あのままが今回も行われてる。最強同士が無表情で殴り合い、銃を撃ち合うハチャメチャな展開。個人的にその応酬がやたら楽しくて最終的に爆笑になったのだけど、2が面白かったのって、有り得ないレベルの強い奴らが限界を超えて戦う姿にドラゴンボール的な快感を得ていたんだと知った。

今回もそのノリの戦いが終盤に向けて苛烈さを増していくんですが、どうもその応酬が、自分にとってかなりツボだったらしく、圧倒的な暴力の連続で敵を倒そうとするシーンがお笑いのフリのように積み重なっていて、終わりに近づくにつれクスクス笑いが込み上げてきており、最後の最後にこれでどうだ!な攻撃をするんですが、そのやりっぷり、やられっぷりにダムが決壊してしまい、冒頭の声を殺して大爆笑に至る。

あかんわ。あの興奮と笑いを上手いこと説明出来へん。

凄まじい攻撃にグッチャグチャになる敵の新型ターミネーターが可笑しくて可笑しく、汗だくになって号泣しながら笑った。笑いながら涙が止まらないのは初めての体験だった。そっからエンドロールを入れて20分くらいあったと思うんですが、ずっと笑いが止まらなくて、多分感動的なシーンも全然頭に話が入ってこず、大声を出して場内を笑い転げたかった。

以前見た「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の終盤にもドギツイ暴力シーンがあって、その時は席を立ち上がり叫びたくなるくらいテンションが上がったのを覚えている。ドーパミンだかセロトニンだか知らんけど、脳内麻薬がドバドバ出たような快楽があった。まだ2例しかないけど、圧倒的な暴力シーンにやたら興奮するのかもしれない。ただ拷問シーンや、バケモノにやられる人間みたいな胸糞悪い構図は怖かったり、気持ち悪かったりという反応。なので、格闘技などを見てる時のような精神状態になる暴力シーンが好きなのかもと考えた。正確には「強いはずの一方が」圧倒的にやられる、もしくは「弱かった(勝てないと思われてた)一方が」強い相手を蹂躙する流れが好きなんだろう。スーパーサイヤ人になった悟空対フリーザとか。それでも興奮はするけど、大爆笑に至るほどか。正確に何がオモロイのか上手く説明出来ないのだけど、話の中で倒されるべき悪が徹底的にコテンパンにやられるのが好きなのかな。

 


I Want You Back - The Jackson 5

エンドロールになった瞬間我慢出来ずに声を上げて爆笑。開放最高。めちゃくちゃ笑って幸せやった。隣に知らん人が座ってたら、気色悪くてクライマックスやのに席を立っただろう。笑いすぎてちゃんと席に座ってられなかったです。今書いてても思い出し笑いがこみ上げます。笑うって本当に気分が良いですね。こりゃ今日も最高の1日になるで!

 

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