-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

新しいあさが来た

 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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シゴオワからの年越しそばを作る。レシピは雪国まいたけから。

 

蕎麦と舞茸買ってきたがな。めちゃうまでした。新年1発目のおおきに。

 

去年のベストに挙げている人もいたインド映画「ザ・ホワイトタイガー」が今年の1本目。ハラハラドキドキの映画体験を久しぶりに新作で味わう2時間でした。

 

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金持ちは恵まれたチャンスを無駄にします。貧乏人は?

 

貧困極まるインドの村から抜け出すため、村出身のお金持ちの運転手として潜り込むことに成功したバルラム。雇い主となったアメリカ留学帰りで先進的な思考のアショクとピンキー夫妻、異常な厳しさで奴隷のようにこき使うアショクの親兄弟との狭間で飴と鞭の日々を送るバルラムが強く、ずる賢く生きていくお話。と思いきや、事件が起きてバルラムは抜け出せたと思っていた自分の本当の立場を思い知らされる。

「インド映画は必ずダンスシーンが必要」と聞いたことがあったけどこの作品にはそれらしいところはない。エキサイティングで没入感があるドラマに惹き込まれた。バルラムの境遇を自分に重ねてゲンナリもしたし、逆にモチベーションアップにもなった。なにくそ根性で全員しばこう。

 

新年早々いい映画を見れて大満足。意識なく干支の「トラ映画」でなんだかめでたい気持ち。ホワイトタイガーといえば今はなき宝塚ファミリーランドの動物園で数回見たことがある。まだ母親に抱っこされていた私は、園の目玉だったホワイトタイガーが10メートルくらいの巨体に見えて恐ろしさにビービー泣いた。のちに家族の語り草になったことで記憶しているが本来より大きく映る錯覚はあのホワイトタイガーだけだった。幼稚園の遠足で最後に見たとき本来のサイズに映るホワイトタイガーに胸を撫でおろし、初めての克服を密かに意識した。今日も最高の1日でした。今年はこれまでよりもっと最高の1日、1日になるで!

 

 

My art is fucking fireeeeee

 

今年も煙々ともくもくさせて頂きました。

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来年も思う存分焚きまくります。

 

晦日になってすぐNetflixジム・ジャームッシュ監督1999年の作品「ゴースト・ドッグ」が配信開始しており再生。「葉隠」を愛読し、武士道に生きる殺し屋ゴースト・ドッグが老人会みたいなマフィアと戦う不思議なお話。

ジム・ジャームッシュの映画は確かにオシャレな雰囲気が漂っているが、本人から滲み出てしまうんだろうなと思う。変に気取ってるわけでもなく、難解だったりシュールなわけでもない。ユーモアがあって日常的過ぎない映画世界というか。このくらい構えずにサーッと見ることができる映画があれば良いなというボリュームで見せてくれる印象を持っている。深夜テレビで流れている映画の雰囲気がどれもちょうど良く過不足のない、粋な塩梅でホッとさせてくれる。そういうのがイケスカナイ人がいることもなんとなく分かるし、俺はこの人の映画が大好き。

 

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今年も読んで頂いてありがとうございました。まとめて読んでくれてる方もおられると聞いて更新を続けてこれました。来年も気楽に書いてますので、気楽にお付き合いのほどよろしくお願いします。あなたがこの日記を読んでいる今、私は無心で働いています。早よ帰りたいわー。去年12/30の日記に「煙草を再開してしまった1年だった」と書いてて、1年後にやめるんだからわからない。門出を祝して感謝を深く吸いこんで深く吐きだします。今年も最高の1年でした。来年はもっと最高の1年になるで!

 

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let's go outside

 

暴飲暴食気味。

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私は気を抜かない。

 

今晩は「イージー☆ライダー」を鑑賞。見よう見ようと思って引っ張りすぎたタイプの映画。これは10代の頃に見たほうが楽しい想像が膨らんだろうなーと思った。

アメリカンニューシネマの金字塔として歴史的な作品。コカインの売買で大金を手に入れ、気ままな旅をする2人のバイク乗りを映す。ミュージックビデオのようにロックがタイトルと共に流れるシーンは後のMTVに繋がったそう。1969年ヒッピー文化の隆盛と現実、新しい世代と古い世代の確執なんかが描かれているが、物語自体は冗長といってもいいくらいのんびり、ダラダラしている。合間合間に映画の中で解禁されたセックス、ドラッグ、暴力を盛り込み、自由を手に入れるための奔走がマリファナで休憩しながらアメリカ南部に続いていく。ラストシーンは「えっ」という間に潔くエンドロールが流れて見るものを呆然とさせる格好いい仕組みだった。

 

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冒頭、コカインを高値で買い取った男はビートルズの「レットイットビー」をはじめ、当時気鋭だった多くのミュージシャンのプロデュースを務めたフィルスペクター。映画評論家の町山智浩さん曰く、まだハリウッドには噂だけが入っていたコカインを実際にやったことがある珍しい男だったそう。

 

外に行く機運だ。なぜかは知らない。とりあえず家の用事を済ませて眠りに入る。1番のストレスを回避するために自分に優しく、人にはもっと優しくを念頭に置いて。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

 

ずっと音楽が鳴ってる部屋

 

ゆるーくやれてる。

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体力温存の助。

 

 

すごい風のりんくう。

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風が見えるようだ!

 

 

たまたま行ったりんくうがセール中だった。年末全開で在庫処分の大セールにより異常破格になった値札にクラクラしながら歩き回る。3点買ったら1つあげる的な売り方も多いみたいだ。2万近くするダッフルコートが1900円で叩き売られており、全然要らないけど袖を通すとスーパージャスト。どうせウンコが着いてるんだろうと目ざとく精査するが傷ひとつなくウンコも付いていない。あっそ。気付けば同じように格安になった服を数点お買い上げ。綺麗なおべべでお正月用の服にしよか。

 

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今年もみうらじゅん賞の季節が、というふうにとりあえず始めて言い続けるということも「ない仕事の作り方」かもしれない。今年もまた学ばせていただきました。だいたいいつも意外な受賞者ばかりだけど、ここにきてオーケンさんが受賞。

 

また読んでくれてありがとうございます。なるべくゆったりと過ごして余計なことを考えない。各種不要なものを捨てる捨てる捨てる。ありがたいことに結局今年も晦日まで命を繋ぎました。おおきに。残すところあと2日。たらんとやったりましょう。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

 

午前5時からの定食

 

オランダから来た風を入れる。

f:id:kemurikikakuku:20211228050452j:plain365日もあと少し。

 

クリスマスも終わり年末という感じもなく、起きて働いて寝てを軸にした1年が終わる。真面目だ。本来こういうタマなんだろうと首肯するほかない1年だった。ペンッと音を鳴らすホットのスチール缶みたく佇んだ。

 

クリスマス映画を見ようと思い、数年前にキューライスさんが紹介していた「エルフ」を鑑賞。妖精の国で育てられた人間バディが30歳になって親に会いに行くお話。見た目は完全に大人だが思考や言動は6歳児くらいのバディ。ニューヨークの大きな絵本会社で働いている父親のオフィスに「パパ会いたかったよ!」とグイグイ迫りくる感じは前回の話じゃないがブラックユーモア的にも見えた。子供に向けて作られた美しいファンタジーなのは百も承知でなにかしらの意図を勝手に汲み取ってしまう。昨今SNSで見かける意味不明な当て擦りや誹謗中傷は「そこに書いてないことを読む」人が起こしていることが多い。映画ってそういうものだし、想像や連想は誹謗云々とはまた別のことだがちょっと気をつけよう。そう思って見てるとゴリゴリのブラックジョークが出てくる映画。

 

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父親に厄介払いとして騙され地下の配送仕分け室に送り込まれたバディ。そこで酒を飲みながら働く男と仲良くなるシーンで、ダメな大人と子供の相性の良さに「そうなんだよな〜」と身に覚えのある嫌な共感を得たりした。

 

クリスマスは感謝を伝え、人に何かしてあげることが歓びなんだと思い出す日だという。プレゼントなんかの慣習はそういうことから派生したのだろう。1年に1度くらい、人に優しく生きよう。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

 

想像以上のプレゼントが貰えた

 

ドラマ化もされたコーエン兄弟の「ファーゴ」を鑑賞。

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「この映画は実話である」と最初に表示されるがフィクションである。身代金目当てに偽装誘拐を企てた男と共犯者の顛末を描く。

 

映画を見ながらかつて途中で見るのをやめたことを思い出した。「あーこれか〜」と思い出したのは物語なかほど。出てくる犯罪者があまりに無計画な間抜け揃いでこれがコメディなら笑えるんだけど、見た目は超シリアスな犯罪映画になっており、アホな犯人達に苛々して高校生の俺はこの先どうなるかより「見てられるか!」とたまらず停止ボタンを押した。今回は袋小路に突っ込んでいくアホな犯人たちを最後まで眺め、ああ、これコメディなんだと時を経ておおいに納得。「これは実話だ」という嘘が画面に釘付けになる為の、またそんなことあるか!とツッコませるフリだと思うと妙に合点がいく。頭が硬いと真面目に事件を追いかけてしまうがアホな犯人を筆頭に、登場人物全員の言動を冷静に見ると変なシーンが多く、昔の海外ドラマ「フルハウス」よろしく脳内で笑い声を足してやれば一気にコメディとして見ることができたのは発見だった。そうやって見ると全員ボケてるように見えてくるから不思議だ。大抵の事象は遠くにいけばいくほど、無関係になればなるほど笑えてくるそうだがライフ イズ コメディ的なことかもしれない。

 

youtu.be

 

最近見た「ノー・カントリー」もコーエン兄弟の作品。冷酷な殺人マシーンが主人公だが、「ファーゴ」にも似たようなイカレ野郎が出てくる。もしかして「ノー・カントリー」のアントン・シガーも笑わせようとしてるのか?そう考えるとブラックユーモアの線引きが分からなくなってくる。ほんまアンタは真面目やわ。力抜いて生きよ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!