she's a woman
友達を見に京都の老舗イベントスペース拾得へ。
この日は女性のみ三組のライブで新鮮。
初めて来た拾得(じゅっとく)は、想像上の京都音楽シーンを具現化しているようだった。
アタリメで一杯やっていた帽子のマスターにお話を伺うと、
酒蔵を改装してから創業42年目を迎えられたとか
42年も続いてるライブハウスって凄過ぎる。
42年何かを続けるとこんなに渋い味がでるのか・・という趣きがありました。
良いお話が沢山聞けたのでまた遊びに行きたい。
入ってすぐの受付をお婆ちゃんがやっていたり、
「やられたなぁ、京都やなぁ」と勝手なイメージに喜ぶ。
文化の匂い、歴史の付いた建物に積み重ねの尊さを思う。
ふじたゆかりさんとヲザキデスク。
彼女は自分の知り合いの中でも一番ミュージシャンらしくて、
心の声を詩に託している印象がとても好き。
思ってもないことを軽く口にするタイプではないんじゃないかと思う。
表現者はみんな自分の言葉で語り、歌っている。
この日は他にもベートルズ、というと分からないかもしれないけど、
ゲームの「ピクミン」のCMソングを歌っていた方や
映画「誰も知らない」に出演、歌唱されてたタテタカコさんも登場。
非常に豪華。
お二人とも初めて見たけど、やっぱり他とは違うようだった。
イベントの主催は写真家のフジサキケンタロウさんで、ふじたさんのアーティスト写真や
カーテンズのヨースケ君の別ユニット、イエンドエンドの写真やMVも制作されてるとか。
皆さん本当に凄いな〜。
プロやなぁと思わされる人の発する声や音は一聴した瞬間に感じる
音が持ってる説得力が凄いように思う。
ふじたゆかりさんもそうだけど、音や詩、声の中に込められた想いなのか、
ずっとマイクロフォンからスピーカーを通すこの音を浴びていたいと思わされるのです。
もっというと、一瞬聞いただけでもう満足するというか。
こういう人たちは無意味に音や言葉を詰めない印象があります。
ジャンルとか概念に関わらず、凄い人は一瞬で凄いが飛び込んでくる。