表現の地平
ジャンプ黄金期と言われた頃の漫画話に。
感情を揺さぶった表現を思い出していた。
盛り上がりを見せた「ドラゴンボール」のべジータ編、フリーザ編。
どちらも「これぞ!」という展開で、読んでて震え上がったのを覚えている。
ベジータどころか、ナッパ、サイバイマンが既に怖かったのに、
ベジータも恐怖で泣いたフリーザの狂気と迫力を今でも生々しく思い出す。
何が怖いのか。
こんな奴らが襲ってきたらひとたまりもないと、怖かった。
町の人たちの表情に感情移入すると恐ろしくて堪らなかった。
この恐怖は紛れもない快楽だったし、エンターテイメントな表現との接触だった。
どこから見ても作り話なのに感情を揺さぶってきた漫画の世界。
はたまた、子供の感受性の豊かさが良かったのか。
世代ごとの有名漫画がコミュニケーションの橋渡しとなることが多い日本が好きだ!
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- 作者: 鳥山明
- メディア: コミック
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