-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

奇跡を願っている鼠

 

 

 

職場の喫茶店に某一流大学在学中のバイト君が入ってきた。

 

 

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興味津々だが、穴蔵から様子を見るような距離感で、暇な時間にインタビューをしてみる。

 

 

 

 

彼は高校も地域のトップ校卒。

 

なおかつ、運動神経もズバ抜けているようで、過去に高校のスポーツテストでは学年一位になったこともあるとか。

 

大学では工学部に所属し、数学や工学部に必要な溶接やらの実技(?)を学ぶ傍ら、高校時代からやっていたハンドボールの社会人チームで汗を流しているという。

 

 

 

 

色々聞いてると、「凄いなぁ」と「へー!」しか言えなくなったヘボインタビュアー。

 

また彼には、どう表現して良いのか分からない、接しにくさがあることに気づいた。

 

 

 

 

彼は自分のことを聞いていくと笑う。

 

彼の笑顔は、今の所、自分に関すること以外では見ることができていない。

 

「エプロンの紐めっちゃ上に上がってんで」とか言うと、18歳らしく愛嬌ある顔で笑う。

 

 

 

しかし、仕事中や、それ以外の時間はまるで笑わない。

 

「真面目で良いじゃないか」「テメェがヘラヘラしすぎなんだよゴミ」等のご意見はごもっともなんですが。

 

どう言えばいいだろう。

 

表情の種類でいうと、「つまらない」に相当する顔で仕事、接客をしている。

 

コレが、長年ヘラヘラ接客業に従事してる身としては結構気になる。

 

ので、「もうちょい笑顔でやろか」とか、「もっと元気よく声出そか」などと、ちっちゃいオッサンもそれらしく注意したりする。

 

最初は、エリートに飲食の接客など生涯無縁だから舐めてるのかな?と思っていたけど、仕事は真面目にやってくれるのだ。

 

接客業なのでニコニコすんのも真面目に仕事の内ではあるのだけど。

 

 

 

 

 

今まで経て来たバイト君、バイトちゃんたちは、なんというか、愛想笑いがテレビ的に上手かったように思う。

 

細かく考えると、これもちょっと違うけど、彼は素のまんまというか、会話なんかで無理をしないことを自然に心得ているとでもいうか・・

 

サービス精神が無いかは分からないけど、無理にサービスする必要を感じていないのかもしれない。

 

考えてると、自分は結構、合いの手のように笑ったりすることが多いことに気付いた。

 

 

 

今そのことを考えていたのでインタビューは出来なかったから、今度は「笑わない」という事について聞いてみよう。

 

アホも普通もヤンチャも色々いた職場に来た、初めてのエリートを勝手に持て余している私が、スモークです。