-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

正しいこと言ってるのは誰だ

 

 

週に3回、グリストラップと呼ばれる場所を掃除する、いわゆるドブさらいがある。

 

 

そのうち週に1回床全体に水を流して冷蔵庫なんかの下に隠れたゴミを一緒にグリストラップに落とす。

 

割れたコップの破片や、大きな野菜クズなんかと共に、ボロボロの千円札が流れてきた。

 

 

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いつからここにあるのか分からない。

 

かなりボロボロになっているので随分長い間ここにあったのかもしれない。

 

水に流されて出てくるゴミも、毎回全て流しきれるわけではないので、昔のゴミが流れてくる。

 

お札が出てきたのは初めてで少し驚き、マジマジ見ていた。

 

 

 

 

 

当たり前だけど、ゴキブリやなんかの害虫にとってこの紙はなんの効力も持たず、野菜クズの方がお宝。

 

ずっと前からここにあった千円札は、地下の住人に無視されつづけ、穴が空き、破れ、何かに引っかかってヒッソリたたずんでいた。

 

ボロボロの日本銀行券は銀行に持って行くと、確か、半分ちょっと残っていたら、新しいお金と代えてくれるはず。

 

乾いたら、水で張り付いたお金は開いてくれるとおもっていたけど、そんなことはなく、ピッタリ引っ付いたままになっている。