-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

妄言の時間

 
 
無駄長
 
 
 
戦争は宗教を活性化させる説。
 
戦争は不安と不満の塊だ。
 
 

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「溺れる者はワラをも掴む」という言葉の通り、極限状態において「信じる者は救われる」の言葉に全てを託してしまう人が多く現れるのだと思う。
 
他力本願・死にたくないマンの私はその心が分かる。
 
 
 
 
「信じるものは救われる」という言葉は宗教を抜きにして考えると、生きる上で、すごく有効打になるとも考えている。
 
思い込みの力の凄さは侮れない。
 
 
 
 
 
宗教の始まりを空想していた。
 
オーパーツと呼ばれる「こんな時代になんでこんな物が作れたんだろう?」という物がある。
 
根拠ゼロの妄想では、単純に、それを作れる文明があったからだと思っている。
 
さらに荒唐無稽な妄想を続けると、その文明は世界戦争によって滅びた。
 
かに見えたが、ヒッソリと、息を潜めて生きていた人が各国に幾らかいたとする。
 
妄想を加速させる。
 
 
 
 
文明を滅ぼすレベルの世界戦争の最中、宗教を信じることはオカルトでも特別なことでもなく、ほとんど当たり前だったとする。
 
勿論、最後まで信じない人も沢山いたけど、信じてる人の割合の方が圧倒的多数だったとする。
 
そのくらい苛烈で、誰もが助かる見込みは無いと思ってしまう、地獄のような戦況がいつ世界を滅ぼしてもおかしくなかった、と仮定する。
 
平和に暮らしていた人たちは宗教にすがる他なかったとする。
 
 
 
 
 
戦争終結後、息を潜めていた人の中に宗教を信じていた人が沢山いて、「ほらね。信じる者は救われた。よっしゃよっしゃ」となったとする。
 
「どこがよっしゃやねん。ほぼ全滅しとるやんけ」と思われるだろうが、生き延びた人たちは全てを御都合主義に解釈して、「あんな大きな戦争で生き残れる人は僅かで仕方ないよ」と考える。
 
考え方は間違ってないと思うけど、生き残れた人たちの中に「自分は選ばれたんだ」と勘違いをする人が幾らか現れる。
 
強くそう信じる人から、新しい宗教が生まれる。
 
 
 
 
しかし文明は消滅し、子孫は残せど、人々は原始的な生活に戻らざるをえなくなる。
 
元々、「こんな時代にどうしてコレが?」と思われるような高度な文明に息をしていた人たちは、原始的な生活に馴染めず、徐々にその数を減らしていく。
 
こればっかりは宗教を信じていても、オマンマを自分たちで自給自足せねばならんので、脱落者が多く現れ始める。
 
ここでは前述の、宗教を信じていない中で生き残った人が、祈りなどではない実動力で、大いに活躍すると思われる。
 
 
 
 
火も水も食料も、全て自分たちでどうにかする世界は甘くないが、必ず神経の太い人はいて、過酷な状況でも、生き延びたいという願いを成就する人がしぶとく生き続ける。
 
それらの人が子孫を少しづつだが、着実に増やす。
 
新たな文明を構築するにふさわしい、とてもタフな遺伝子だ。
 
 
 
 
言葉によるコミュニケーションは文明の豊かさから生まれるサービスみたいな物として進化していったと思うので、原始的な生活に言語の必要はなくなっていく、と思う。
 
そういう世界では弱肉強食が熾烈になると思うので、言葉による和平ではなく、力による統治が進むと考えられる。
 
最初の内は戦争の恐怖から解放され「今度こそ楽しく平和に」と思うが、原始的な生活にその願いは難しく、すぐに野蛮な子孫が権利を抑えていくだろう。
 
 
 
この妄想で、言語は、主に人類の余暇の楽しみを増幅させるツールだったと仮定する。
 
 
 
生き延びた人たちの中で、言語を忘れず持ち続けた人が、変わらず宗教を伝え広めていく。
 
野蛮な人の中にも、天然で頭のいい人が居るだろうから、野蛮で頭のいい人が言葉を上手く使える人間をそばに置いていたとおもう。
 
よって、宗教を伝えるような、高度な言葉を忘れていない一部の人は重宝がられ、言葉による人心掌握術も力と併用され、無くならなかった。
 
大多数の人々は、力こそ正義とばかりに、次第に言葉の必要性を忘れ、言葉ごと忘れていく子孫が現れる中で、一握りの人たちが、言葉によるコミュニケーションを続け、宗教の概念を伝えていく。
 
 
 
 
宗教における教祖は神と崇められる。
 
正確には神の代わりとして崇められるのだと思う。
 
神は優しい存在だと、思っている。
 
野蛮一辺倒でやってきた統治者は、やがて人々の怒りをかい、滅ぼされたりする。
 
言葉すら失いかけ、国家のような集団がコントロールを失い混乱する所で、また、宗教が日の目をみる。
 
 
 
 
 
そこで面白いことを言うんだと思う。
 
ハッとする事を言うんだと思う。
 
弱肉強食が熾烈な最中も、ずっと言葉で優しく語り続けた人の言葉には説得力があり、久しく優しくされてこなかった人達が涙を流すんだと思う。
 
 
 
 
テレビなんかでも同じようなことが起きていて、面白い事、ハッとさせられる事を言う人、やる人が10年なのか3年なのか分からないけど、一時的に崇められる。
 
たまに50年近く愛される人が現れたりする。
 
それは時代の空気をうまく説明する人だったり、ある時代を生きる人々の、おおよその総意を代弁する人だったりと様々。
 
 
 
人は偶像に弱い時がある。
 
一段高い場所から堂々と「なるほど」という事を発言する人に自分の考えを託すことがある。
 
「なるほど」と思う人が沢山いて、集団意識が働くと、それも小さな宗教と呼べるかもしれない。
 
ファンという言葉に信者という言葉を重ねたりするのも上手いこと言ってると思う。
 
 
 
 
戦争のような常識の無くなった世界で、高台から物申す人は、えらく頼もしく見えるに違いない。
 
文明が無くなるくらいの戦争のあとで、原始的な生活の中でも言葉を守り、宗教を語り継いだ家系の中から、50年くらい愛されるレベルの面白いこと、ハッとする事、時代の空気に色をつけて、人々の相違を代弁する猛者が現れたら、彼の人は巨大なアイドルとなり、楽しみも少ない世の中で、空前絶後の宗教ブームを巻き起こす。
 
これらの連鎖により、キリスト、ブッダマホメットと並び称される人が、各地で宗教を使い、人々の心を掴んで離さなかったんではないか。
 
 
 
ということで、明日は八百万の神が集まる島根県出雲大社に行って参ります。
 
 
 
時間は有限
 
 
 

 

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