1995
30代の人はドンピシャ世代だろう。
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個人的にすごくビートルズを感じるバンドだった。
リッケンバッカーのギターだったり、ヘフナーのベースだけでなく、バンドのアレンジもビートルズを感じる良質なポップスだった。
プロデューサーは日本のプログレバンド四人囃子の岡井大二さん。
L⇔Rの存在によって「四人囃子」を知った人も多いかもしれない。
昔は音楽番組で好きなアーティストが紹介される時、一緒に流れてくる豆情報みたいなのにカブリ付いたものですが、今は一瞬で「ok google」なんだよな~。
なんなら知りたくなかった事まで知れちゃうんだから大変な時代だ。
当時はインターネットがなく、1度売れた人もテレビで見かけなくなると能動的に追いかけない限りその続きを知る事は出来なかった。
今ならツイッターをフォローしておけば良いのだから便利な世の中だし、どこか不気味な感じもする。
L⇔Rは98年に活動休止、その後はソロ活動をしていたらしい。
the FIELD OF VIEWやDEENなんかも同時期によく聞いたアーティストだが、テレビで楽曲を聞かなくなってからの動向は同じく分からない。
ミリオンヒットがバンバン出始めた音楽業界隆盛期、一時期を濃密に過ごした音楽が幾らもある。
L⇔Rの大ヒットシングル「knockin' on your door」が発表された1995年と、前後2、3年の文化、特に音楽にかなり影響を受けている。
この年はダウンタウンの浜田雅功さんと小室哲哉さんの「wow wow tonight」を先頭に、スピッツやMr.Childrenなんかもヒット曲を並べている。
同世代の人にとって黄金期と言えるだろう。
これは週間漫画誌にも同じことが言える。
景気が良かった事も関係するんだろうか。
忘れ物を取りに帰るように95年辺りの事を振り返ることがあって、最近その後の自分の経路を辿ると、2005年とその前後2、3年は、テレビだけじゃなく、自分の足で探してきた文化が沢山の影響を与えてくれた事に気づいてハッとしたりしていた。
これから10年経過した頃、また時代が変わって、一方的に親密だった誰かは鬼籍に入ってしまうのだろう。
自分だっていつまで存在していられるのか、そんな事まで薄っすら考えてしまうと、ポジティブにならざるを得ない。
今日はいろんな所でこの曲が聞けたんじゃないだろうか。
「この曲は本当に凄かったんだぞ」と自分のことのように、誇らしげな顔をしている。
願い事の全てが上手くいくとは思わないけれど
今 言える言葉はjust say i want you
なんだかんだ毎年聞いてるけれど、今年の夏は海でも聞いた曲だった。
黒沢さんはサッカー選手の名波選手に似てると思った事があった。
昔一緒に働いていたバイト君はその双方を足したような顔をしていた。
合掌。
- アーティスト: L-R,黒沢健一,黒沢秀樹,木下裕晴
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1995/12/16
- メディア: CD
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