Peter Elizalde
店の有線の選曲が最近すこぶる良い。
アプリでの音源採集が捗る毎日。
中でも最近1番驚いたのが、peter elzalde(ピーター・エルザルド)という人。
70年代初頭、新しいポップスの形を打ち出したトッド・ラングレンというミュージシャンがいるのですが、全てがその人そのもの!
演奏やアレンジは勿論、声は「トッド・ラングレンの曲だと思って聞いてたら違うみたい、けど、変名でやってた頃があるのかな?」と思わせる程に酷似。
トッド・ラングレンという人はある時期、アルバムの中に必ず1、2曲、流れとはミスマッチに感じるハードロック、それもちょっと時代を感じるテイストの、ぶっちゃけ今聞くとダサい曲を入れる人なんですが、ピーター・エルザルドも、トッド風の良質なポップスの間に突然妙なロックを入れていた!(個人の感想)
変態だ!
一気に好きになってしまった。
日本でも、「あのミュージシャンはあれのパクリ」だとか色々言う人があるけど、ピーター・エルザルドの模倣は、贋作の大家なんて職があるなら、その域に達している。
感動を呼ぶレベルの、常軌を逸した愛を感じる。
トッド・ラングレンもアルバム「faithful」で、全てのパートを自分一人で演奏したビーチボーイズやビートルズのカバー、というか、愛が極まった感じの変態的な完コピを発表している。
トッド・ラングレンのカバーを聞いた時も思ったけど、変態的に燃え盛る愛や、情熱は、カバー曲にさえ魂を宿らせる。
Peter Elizalde - WINTER REFLEXIONS -(Winter Playground Mystery)
帰って速攻iTunesを問い詰めるとアルバムを発見、82年の作品だと知った。
「82年・・か」という感じは、正直した。
店にいる間はずっと、てっきり2000年代の若者が演奏してるものだとばかり決めつけていたせいで、ちょっとだけ、それは残念だった。
文章が興奮していますが知ったこっちゃねぇ。
ではAmazonに行ってきます。
HELLO IT'S ME -Peter Elizalde's Tribute to Todd Rundgren)
シッカリ聞くとアレな感じもするけど再現度は半端ない。似てる。
トッド・ラングレンこれ聞いた時笑ったやろなぁ。
Todd Rundgren - Hello It's Me (1972)
Todd Rundgren - Good Vibrations
これを機にトッド・ラングレンの事もWikipediaで調べると、「息子がマイナーリーグの内野選手」と書かれてあってなんか笑った。
ごめん。