RAIN
これじゃない、それも違うの日々。
強欲さに足を掬われるたびに自制しようと考えるけれど、また気づけば転んでいる。
悶々としてると叫び出しそうなのでお外へ。
目的も持たずに難波へ。
意味の分からない欲求不満を街にぶつけながら歩く。
「解消しない欲求に意味を求めたところで何も始まらないだろ」と言われた。
だいたいこういう時は足踏みしているのに気づいてなかったりする。
いつだったか移転した老舗の古着屋さんに向かってみる。
目が満たされる。
珍しいスニーカーを愛でる。
一時の満足を胸に業突く張り、街道を走る。