仕事中、同僚と貰い物のあんぱんをトーストしながら世間話をしていると、聞き覚えのあるピアニカの音が天井のスピーカーから鳴っている。
どう考えても聞き覚えのあるそのサウンドは、一緒にフリーペーパーを作っている音楽ユニット・カーテンズの「エスプレッソのような恋」という曲のイントロだった。
有線放送から知り合いの音楽が流れることに対して心の準備も、なんの予期もしていない私は、「誰の曲やろ?マルカブリやん」と先を越された気になって少しばかりショックだった。
しかし、それにしたって似てる。
人生で初めて酷似と言える現象にブチ当たった気持ちだ。
でも似すぎてやしないか・・?
その刹那4秒ほどだったが、これはまさかと思いホールに出ると「♪う~わ~き~をし~た~」と、ヲザキ君の声が聞こえて腰を抜かし顎がガクガクになって大便を漏らす。
お客さんが居るのも忘れて「えぇ!?」と奇声を発し、同僚が救急車を呼びかけた。
急いで事務所にある有線のタイトル表示マシーンを見に行くと、確かに「カーテンズ」の文字がある・・
映画館で行われたラルクアンシエルのライブビューイングの話を気持ちよくしていた同僚を完全に置き去りにして、自分の事のようにはしゃぎ、大いにわめいた。
知らない人の手によって流された音源が、さっきまでメチャクチャ忙しくてダレ切った体を癒していた。
好きな子と休憩中にメールをしてる時と同じような爽やかな感じだ。
有線から届いた冊子を読むと、この日から新しく加わったチャンネルのよう。
これから毎日18時頃はカーテンズが店内で鳴り響きます。
んが、今日は流れなかった。
チェッ!と思ったら20時頃に「傘はいらない」がギンギンにオンエア!
熱い。
もしかするとCDから全曲流してくれるつもりなのか!?
はっぴぃえんど、坂本慎太郎、ハナレグミ、青葉市子、、錚々たるメンツに混じって流れるカーテンズ。
テンション上がって、次次次。
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