先生あのね(帰納として)
2018年のある日からずっと1つの景色を川柳にしようと頭を使っている。たった17文字、されど17文字。もしかすると最近真剣になって考えている唯一のことかもしれない。日々だらだらと、本当に間抜けな奴だと思うけど、シンプルに、極めてポジティブに仕方ない。それをやりたいのだから。
蒸し暑い。昨晩から寝室に扇風機を持ってきた。この扇風機、去年の夏の終わりからプロペラがむき出しになっている。カバーを取り付けるツガイの部分がプロペラを掃除した時に割れて使い物にならなくなったのだ。来年買えばいい。そのままにしていたが今年もそのままの扇風機が登場。予想通りというより、こうしたかったのかな?とすら思う。俺はこの扇風機だ。
朝方の便でやってきたパンを売り場に片付けて、パンの入っていたトレーを外にある所定の位置に持っていく。雨が降ってきた。さっき外の掃き掃除をしに行った時もアスファルトの濡れた匂いがして気分が良かった。しと、しと、降っていたが、今は傘が常識。ベランダに残したままの洗濯物のことだけが自動的に思い出される。生活の中に在ることに感謝したりする。
最近小説を上梓した、バンドGEZANのボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーさんが短い文章をネット記事に書いていた。本が幻冬舎から出版されることもあって、最近ネットで荒れていた見城社長の話にも触れている。文章の中でも雨が降っていた。最後、
感じているだけじゃダメだ。これからも考え続ける。
と締められていた。自分はかつて「感じたら考えろ」と詩の中で表現した。その瞬間は同じことを考えてる人だったのかもしれない。1度だけ見たことがある彼のソロライブを懐かしく思い出して朝。傘持ってないからびしょ濡れて帰ることになる。しかし帰り道、雨は止んでる。ハッピーハッピー。
マヒトさんの文章はウェブ上の連載だったらしい。前回は魅力的な純喫茶の話を書いていて、うーむとなっている。Amazonで小説を頼むことにした。今月は新しい音楽がたくさん鳴っているけど、来月はたくさん新しい本を読むことになりそうやん。ええやんええやん。今日も最高の1日になるでしょ。
同じバンドなんですが、このPVも夢みたいなチルい景色の連続で最高最高〜。