-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

私ニルヴァーナ色

 

タトゥーらしい。

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めちゃええやん。

 

 

卒業文集にただ一言「人生色々」と書いていた友達がいた。その時はあまりの斬新さに爆笑していたのだけど、ふと思い出して「大したもんだなぁ」とかそいつの思ってる範囲を大きく超えたところで勝手に感心したりする。

Y君のことを「変わった奴だな」とは思っていた。俺は昔からユニークな人が好きだ。もうほとんどのエピソードを忘れてしまったけど、ある日Y君が授業中なにやらゴソゴソやっている。突然立ち上がり、机の天板を外しておもむろに頭上にかかげた。目が点になる周囲の生徒たち。チョークのコツコツという音が響く静かな教室で先生が黒板に向かうと、Y君は掲げた天板を左右に大きく振り回し、先生がこちらを向くと天板を戻していかにも真面目な顔。周りの連中は突然過ぎる出来事に爆笑必至でうつむく。彼はさらにエスカレートして天板を持って踊りだす。こちらからすると愉快極まりない人物だった。しかし授業が終わり真っ先にそのことを女生徒に密告され、先生があからさまに怒った顔でやって来る。この先生は大人なのに、だんじり祭が近づくと普通に学校を休むタイプの岸和田育ち、血気盛んなおっさんだ。さっきまで一緒に笑いをこらえていた数名が瞬時にドン引きするほどぶん殴られていたのもセットの思い出。Y君は地域で有名なヤンキー兄弟の三男だったが、当人はまったくノンビリした穏やかな男だった。ちびまる子ちゃんに出てくる「山田」というキャラクターに立ち居振る舞いが似ていたような気もする。思えば怒ってるところを見たことがないし、周りからもかなり強めにいじられていたような気がするが、ずっと笑ってる男だった。Y君は先生にどつき回されたあとも笑っていたような気がする。そんな彼をついさっき駅で見かけた。たぶん彼に違いなかったけど、およそ20年ぶりに話しかける勇気は出ず、また話しかけたところで「授業中、天板持ち上げてぶん殴られてたよね?」なんて言われても困るだろう。だもんで後悔はないが「色々あるけどみんな生きてるんやなぁ」と当たり前のような、そうでもないようなことにまた勝手に感心した。

 

 

 

youtu.be

いい音楽が生まれる背景。ストーンズスローは人を掘ってくるのもプロ。

昔の友達が一時期を同じ教室で過ごしただけになりがちなのは協調性の賜物か。今日も最高な1日やった。明日はもっと最高の1日になるで!

 

Retrospect [Analog]

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Someone To Spend Time With

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