平たいね - -kemurikikaku-

鶏肉買いに行かなきゃって思わなくなって久しい。別にサボっても良いけど、サボらないように筋トレを入れる。タンパク質も入れる。

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「マレフィセント2」を鑑賞。分かっちゃいたけど俺は変に理屈っぽい。我がことを客観視して思う。人様が作った映画の内容がどーも納得いかないんだよなーと思いながら、夢の国の住人に今一歩及ばない希望への想像力、懐の広さがあればと思うし、昔はあった筈だと感じてる。まだまだファンタジー１年生。数日後、86年公開の映画「タンポポ」を観る。マカロニウエスタンならぬラーメンウエスタンを撮ろうという試みだそう。こちらもある意味ファンタジーっちゃファンタジー。未亡人の切り盛りする廃れたラーメン屋を、通りすがりのタンクローリー運転手が行列ができるまでに再生するコメディ映画。現在の邦画的なコメディの１つの源流なんだろうと思う場面がいくつもあった。物語の筋とは関係のないショートコントみたいなシーンが沢山挟み込まれていて新鮮。当時の人はこれをどう見たんだろうか。冒頭、寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」を思わせるようなシーンで掴みかかってくるのも好き。宮本信子さんに純朴なセクシャリティを持たせていてドキッとさせられる。旦那さんだからこそ知ってるエロさみたいなのがあるのかもしれないと思った。劇中、あからさまなエロもあるのだけど、露骨なエロが宮本信子さんの滲み出るような純朴なエロい雰囲気(あくまでも雰囲気)に最後までまるで勝てなかったのが興味深かった。エロとお色気は違うというのが少しだけ理解できたような気がした。伊丹十三作品は「スーパーの女」以来2本目。楽しい。次は「お葬式」が観たい。