さらば自我ちわっす自我
Yo man.
眠れずにネットを彷徨っていると、「Remember be here now」「今ここにあることを思い出す」という思考法が書かれてあった。これがなかなか自己啓発的で、ぼんやりした頭にちょうど良い刺激を与えてくれた。かなり簡単に説明すると、辛い現実、瞬間的な今や過去、勝手な期待を抱きがちな未来を放棄して、「今この瞬間、生きていることを楽しむ」もしくは「感じる」という生き方だという。
その話を書いた方が海外で長い1人旅をしてる途中、山の上にある砂漠で数日を過ごしたのち下山。キャンプ道具一式を背負って山の車道をひたすら歩きながら、空港に向かう車をヒッチハイクしようとしている。しかしたまに通る車は猛スピードで走り抜け、止まる気配はまるでなく、山からかなり距離のある空港まで辿り着けるのかだんだんと焦り始める。飲み水は尽きてきて、歩き続けの足も疲労がピークに達している。この時筆者は「be here now」の精神を感じたり、忘れたりを繰り返している段階で、焦ったり、失望した時に「今ここにあること」を思い出す。起きていることの今だけを見つめる。たぶん、冷静になって状況判断をするみたいなことなのかな。
いくら焦ったところで仕方がないので、木陰を見つけて休むことにした筆者。「誰かに拾ってもらう為に辛い今を耐える」という意識になっていたことに気付くと、「今ここに在る」精神にマインドを切り替えることに。辛いのは「拾ってもらえるかもしれない」という期待を繰り返し否定されることなので、期待せず、ただ歩くことに決めた。すると自然に焦りから解放され、単純に山を降りて高速道路の入り口付近まで行った方が確率が上がりそうなことに気付いたりして、気持ちが一気に軽くなった。これ、「そんなん当たり前やん」ってなると思うんですけど、海外1人旅の心細さを思い出す、いい描写やなぁと思って僕はえらい感情移入したんですが、分かる人おるかな。疲労と焦りと不安とがない混ぜになって簡単なことが分からなくなる感じ。その後筆者はヘロヘロになりながら山の頂上付近で休むことにするのだが、そこで偶然親切な人が水や食料をくれ、車に乗せてくれたという。
この話は前段とその後も結構長くて、その合間の出来事なんだけど、曰く、
旅を通じて、不思議な偶然はそれを求めずリラックスしてる時にやってきた。寒さを受け入れた時にライターを拾い、焦るのをやめて歩き始めたとき水をオファーされ、誰かに拾ってほしいと思うのをやめて休んでいたら完璧な人が拾ってくれたり、単に街でそこにいるはずのない知り合いと鉢合わせたり・・・合理的には全ては偶然で片付くのだが、自由意志を否定して全てはただ起こっているという視点に立つと、こういうシンクロもある種の必然として捉えられる。
スピリチュアルな要素もふんだんに盛り込まれた体験記なのだけど、失望する必要のないところでふっと落ち込んだりすることがあったら、「be here now」の精神を思い出してみようと思ったのでした。
EVISBEATS - Beautiful feat. J.B.POE
とても気持ち良い音楽。三カ国語?音と言葉の無限の広がりを感じる。トラックとビデオも飛び抜けて気持ち良い。エビスビーツさんの音楽が年始からYouTubeにいくつかアップされている。たまに聞かせてくれるラップも凄い好き。
少しずつ確実に全てがいい方向に向かっているのがようやくわかってきた。もうちょい頑張る必要があるけど、ほんまもうちょい。このままやってこますでオイ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!
#day1212