-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

主人公は私

 

免許の更新帰りにお参り。

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よろしくお願いします。

 

自転車で教習所に行くには巨大な坂を登ることになる。巨大な坂を越えるのが子供の頃からなぜか嫌いじゃなかった。坂は、運動不足の人なら確実に躊躇、もしくは断念するだろう急傾斜でそそり立つダラダラ長いタイプ。自分もこの坂を登るのは好きではないのだけど、決して嫌いじゃない。なんならたまに登りたくなる、しかし全然好きではない、複雑な気持ちを寄せている。たぶん登り切った先でお手軽なやり切った感が得られるからだと思う。とても筋トレに似ている成功体験。数年前坂の上の市営ジムに通っていたことがあったのだけど、自宅トレーニングに変えたことですっかり登らなくなっていた。久しぶりの坂道を漕ぐ。やっぱキツイ。この道を作ったやつ絶対車しか乗ってない。この辺の角度馬鹿なんじゃねーの?思い思いの恨み言を食いしばりながらフラフラ登りきるとやっぱり爽快である。スポーツと関わりを持たないこれまでだけど、団体行動が苦手なだけで根本的に運動の類が好きなのかもしれない。

滞りなく免許の更新。前回朝一で乗り込んでめちゃくちゃ混んでいたので、風邪もうつされたくないから昼前に到着。読み通り人はまばら。それでも結構いる。お金を取られるのが納得いかないけれど更新には来てしまう。最初に30万円も払った手前、失効はあまりに惜しいし、これからも車には乗る。スンナリ終わってすぐに帰れると思ったら、写真撮影だけは1時間後と言われる。結局。

ダル待ちで写真を撮った後の講習では、何様のつもりで喋っているのか問い詰めたくなるような老人が話している。自分は喋るのが上手いと思ってそうだし、そんな風に言われた時代もあったのだろう。端々に散りばめられた偉そうな物言いに隣のおっさんも思わず吹き出す。それも要らんと思う。30分の講習中、前と左右の受講者がやたらモゾモゾ落ち着きなく動いている。何が気になるのか定期的に肩を揺らしてウインドブレイカーの素材をガサガサ鳴らし、左右に体を揺らす巨体のオッサン。偉そうな老人の講習にいちいち吹き出しては何かボソッと呟いて、鞄を触る仕草だけするオッサン。狭いスペースでわざわざ体を横にしてまで足を組んだり、組み変えたりオッサン。あまりに気になって確認するとどれもオッサンである。ジッとしとけよオッサン。半分寝かけのオッサンは思った。

 


Foster The People - Pick U Up (Official Video)

この町で暮らすならいつか自家用車を手に入れると思う。現実に車はいつも欲しい。あると便利だけど維持費が云々。それもそろそろ越えてみよか。おっしゃ!今日も最高の1日になるで!

 

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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Pick U Up

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