-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

待ちかねた秒読み開始

 

現在「ザ・エレクトリカルパレーズ」というドキュメンタリー映画YouTubeにアップされている。今年のM-1グランプリ決勝に進んだニューヨークのYouTubeチャンネルで約2時間の内容。

 

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前から何度かオススメに上がっていて気になっていたものの2時間。「YouTubeに2時間張り付くなら映画を見たい」などと格好つけながら、気づくと3時間ほどYouTubeに張り付いている毎日なことに気付いて見。2000円近く払ってわざわざ見に行った映画は良いところを自分から探しに行く気概が最初からあって、無料で見れる2時間は気持ちがないがしろになってたりする。でもそのくらいの気持ちでまずは動画をクリックして欲しい。

 

youtu.be

映画賞にエントリーするらしくYouTubeでは見れなくなるかもしれないので2時間ある人は是非。

 

東京吉本の芸人養成所「NSC」17期生の中でも実力者である男性の選抜メンバーが集まって作られた謎の集団「ザ・エレクトリカルパレーズ」、通称「エレパレ」とはどんな組織だったのかを探るドキュメンタリー。

17期生の証言から誰かには憧れの存在だったこと、誰かには忌み嫌われた存在だったことが明らかになっていく。メンバーはエリート意識が高く、他の同期生には会話も挨拶もしない。メンバーの名前入りTシャツを作ったり自分たちの名前が入った曲を作って歌い、同期女性芸人の卵と複数関係を持つなど、批判的な側から証言される若さゆえの「痛い」行動に切り込みながら、実際の元メンバーからの証言で全貌が立体的になっていく。養成所卒業後、劇場では奔放すぎる噂を聞きつけた先輩芸人たちがヨダレを垂らしてエレパレメンバーを探し、待ち構えていたと当時を思い出して証言する生々しい表情が興味深く感じた。

若さゆえの「痛い」は見る角度を変えると「青春」と言う言葉に置き換えることも出来る。映画の中で勢力を増すエレパレは完全にカルト宗教のそれだけど、誰も宗教と言わなかったことに変に感心した。そんな大したもんじゃないと言うことなのかもしれないが、売れてる人達のコンプライアンス意識の強さも垣間見れる作品でした。

 

「ザ・エレクトリカルパレーズ エピソード0」と題した動画や、RGさんがラジオで泣きながら映画を絶賛するトークなどを聞いて2回目を見てしまった。個人的な思いとしてはニューヨークの2人と同行してインタビューもしている、監督の奥田さんという人がエンドロールで「奥田泰」とフルネームで映り、ナインティナインのオールナイトニッポンリスナーだった私は「おくだたい!?」と1人興奮した。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!