ねりけしパクんな
夜もいよいよ暖かくなってきました。
有名人に対して「さん付け」をするかしないかでちょっとした議論が行われていた。流し見た程度だが「スピッツにさんをつけろ」とかそんな話だった。自分も人に見せる日記を書き始めてからずっと悩んでいて、付けたり付けなかったりを繰り返して十数年。最後に(敬称略)とか書いてみたり。今は日本人の個人名にのみさんを付けることで統一している。知らんがな。やねんけどさ。
本当は「さん」を付けない方が読みやすいと思っている。思ってるんだけど、絶対なんて言い切ることはそう出来ない世の中。何かのタイミングで日記に書いた人と会って、さらに話すような機会があった時、ここでは呼び捨てなのに、当人を目の前にした途端さん付けになるのは卑怯な感じがしてさん付けで書いている。それで正しいとも思っている。実際日記に書いて、その後ご縁で会いたかった人と会えることになり、言葉を交わした経験が何度もあって「さん」を付けてて良かったと思ったこともある。けど読みにくい。でも未来への礼儀として。うっさいのぉ好きにせーや。やねんけどさ。
先日YOU THE ROCK★さんが11年ぶりにアルバムを発表した。THA BLUE HERBが全面バックアップしたプロデュース作。ILL-BOSSTINOさんとYOU THE ROCK★さんの対談動画がYouTubeにアップされている。2人の会話は間もテンポも全然違って妙にスリリングで笑った。YOU THE ROCK★さんのお父さんの話に和む。
そこへ速攻で飛びかかった松島諒さんのディスソングが良かった。松島さんは出来る事全部やってて尊敬する。佳作も多くMCバトルでの評価もあるが、いまいちパッとしないことをTwitterで呟いたり、YouTubeで話したりしているのを見ていたので、同郷の先輩が手掛けたアルバムにビーフを仕掛けるのはある種明快。残酷なまでに手を緩めないスキルフルなディスに覚悟が見える。どこかBOSSさんに斬りかかっているように聞こえるのは、リリックの引用がバトルでお馴染みの揚げ足を取る氏のスタイルだからか。登場人物がみんな好きだから複雑な文化だよなーとか。自由とはこういうことも含んでいる。
反応なんて自由 揶揄や冷笑やディス 好きにやってくれ こっちも好きにやってる そりゃ好きで伝わったら一際嬉しい っていうか 若さ 器用さ 強さ 華やかさ それ等がないとダメ? 俺はそれ等を削ぎ落とした後に残った声や もう1度取り戻そうとする歌が聴きたかったし 聴かせたいと思ってる
— TBHR公式 (@tbhr_sapporaw) 2021年4月21日
松島さんの「君の友達」ってなかなかの発明だ。ぼんやり平和に暮らしてる身からするとディスソングはいつも刺激的。困ってる友達が眉間に皺を寄せている。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!