-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

I'm over the crisis

 

一緒に働いていたネパール人のギャワリ君ことギャーさんから、同じく同僚のM君と食事に誘ってもらい、本格的なネパールカレーを食べに行った。

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キューライスキャッフェ以来、また本格的なカレーを食べることに。やっぱりネパールおよびインド方面に呼ばれとるな。

事前に「辛い物が食べられない」こと「本格的なカレーを食べたことがない」ことをしっかり目に言っておいたのだけど、結果めちゃくちゃ旨い!全く辛くないのに食べ進むと体がポカポカしてくるカプサイシン作用は有り。セットでついてくるサラダにはタコソースのようなドレッシングがかかっていて、選べるドリンクはおすすめの冷えたヨーグルトラッシー。幸せ。満面の笑みでギャーさんに親指を立てる。彼の親戚のおじさんがシェフをしているお店で事前に注文をしてくれたらしい。ありがたや。メニューにも分かりやすく辛さが表示されており元々辛くないのも選べる仕様。シヴァ神に感謝を捧げながら巨大ナンを頂くのだけどナンがまたうんめぇの。なにこれ。釜の内側に貼りつけて焼き上げるナン。このナンだけで食べられる。カレーのマイルドな旨さは一口目シチューを食べたようなクリーミーな濃厚さがたまらなく旨かった。

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お昼を過ごすOLさんやサラリーマン、ご老人夫婦など来店していて場所に根付き愛されてるお店という感じ。カレーもナンも持ち帰り可能とのことでここはまた行くで。

辛いもの好きなM君は5段階のレベル4に挑戦して震えている。かなりクるけどそうとう旨いらしい。目の前で同じようにパクパク食べていたベジタリアンのギャーさんは豆などの入ったカレーを食べていて、「どうせレベル5食ってんやろ?」と聞くとメニューに載ってないレベルを特注して貰ってるらしく飛沫を拡散しかけた。涼しい顔で激辛カレーを食べているのを見てると多少ネパールは遠ざかる。書いてたら食いたくなってきた。

 

少し前に見つけた煙草の吸える純喫茶に向かいアイスコーヒーでチル。

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近所の巨大な公園を腹ごなしに散歩する。巨大ナンとカレーに溶け込んだ野菜のおかげで膨満感と多幸感に満ちたウォーキング。初めて来た公園だったがやたら巨大な樹木が美しく並んでいたり、突如蓮園が現れたりとインドの国立公園に迷い込んだような気になってくる。ギャーさんがネパールで住んでいた地域は一帯が山と森で、「トラ出没注意」の区域が民家の側にあると言っていた。北海道のクマも怖いけどトラも相当いかつい。

 

日も暮れかかった頃、偶然通りかかったギャーさんの知り合いが開くネパール人同士の集まりに流れで参加することになり、ビールと料理を振る舞って貰った。

みんなとても親切で、突然の来訪者を色々もてなしてくれる。一緒に動画を撮ったり、写真に収まったりしてるとここがネパールなんじゃないかと錯覚してくるのは酔いのせいだろう。扇風機しかない団地の中で網戸越しの風を楽しんでいる。おじさんは帰国後のことをとても心配していた。蝉と子供の声が耳に心地良く、同じく下戸のM君とフラフラしながら夏をBGMに駅まで歩いた。

 

youtu.be

クセになるファルセットボイスはカレーのようだね。

youtu.be

しっとり目の曲も良い。

 

ギャワさんは長崎と大阪での数年に及ぶ生活を終えて今週帰国する。いつも姿勢良く落ち着いており、笑顔とも真顔ともつかない表情を湛えたテレビで見る海外の人。国へ帰ったらまずは農業に着手し、のちは政治に関わる仕事をしたいと目を輝かせていた。ギャーさんに幸あれ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

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