-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

闘いあそび

 

昼間から森の中を散歩する。

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吟遊詩人でもやって来そうな椅子が陽を浴びていた。

 

寒くなる前、快晴の日向は暑いくらい。私の思い出の地巡りを所望され友達と歩く。ほとんどの場所があの頃と変わっており「ここに公衆電話があって」などと話す内容も爺さんのよう。そんなに時間は経っていない気がするのは完全に気のせいで、20年の時が野太く流れていたことを理解する。人が通れたあそこの獣道は、獣以外通れることを想像もしない薮になっていたり、どこにでも平気で座れた時分に”綺麗な地べた”だった場所には土や埃やいろんなものがだらしなく地層のように広がっている。夏の暑い日など寝転がってギターを弾いたりしたものだが、今は座るのも躊躇するほど煤けていた。頭の中にしか存在しない思い出の地が増えていく。

 

森の住民によって吊るされたどんぐりが数個見られた。

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鳴子的なトラップだったらという新説。

 

youtu.be

「平成レトロ」という90年代をおもしろがる向きが一部若者の間にあって、70年代の古着を集めていた頃の自分をダブらせている。ファンタジーの世界ほど距離があった20年分のカレンダーの厚みを全部知っているような気分だ。「昭和レトロ」と言われても親の世代はピンとこない人もいたんではないか。「高校生の頃を昨日のように感じる」のはずっとそうだったけど、最近はなんというか本当にしっくりきている。ずっとレトロ is now。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

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