-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

想像以上のプレゼントが貰えた

 

ドラマ化もされたコーエン兄弟の「ファーゴ」を鑑賞。

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「この映画は実話である」と最初に表示されるがフィクションである。身代金目当てに偽装誘拐を企てた男と共犯者の顛末を描く。

 

映画を見ながらかつて途中で見るのをやめたことを思い出した。「あーこれか〜」と思い出したのは物語なかほど。出てくる犯罪者があまりに無計画な間抜け揃いでこれがコメディなら笑えるんだけど、見た目は超シリアスな犯罪映画になっており、アホな犯人達に苛々して高校生の俺はこの先どうなるかより「見てられるか!」とたまらず停止ボタンを押した。今回は袋小路に突っ込んでいくアホな犯人たちを最後まで眺め、ああ、これコメディなんだと時を経ておおいに納得。「これは実話だ」という嘘が画面に釘付けになる為の、またそんなことあるか!とツッコませるフリだと思うと妙に合点がいく。頭が硬いと真面目に事件を追いかけてしまうがアホな犯人を筆頭に、登場人物全員の言動を冷静に見ると変なシーンが多く、昔の海外ドラマ「フルハウス」よろしく脳内で笑い声を足してやれば一気にコメディとして見ることができたのは発見だった。そうやって見ると全員ボケてるように見えてくるから不思議だ。大抵の事象は遠くにいけばいくほど、無関係になればなるほど笑えてくるそうだがライフ イズ コメディ的なことかもしれない。

 

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最近見た「ノー・カントリー」もコーエン兄弟の作品。冷酷な殺人マシーンが主人公だが、「ファーゴ」にも似たようなイカレ野郎が出てくる。もしかして「ノー・カントリー」のアントン・シガーも笑わせようとしてるのか?そう考えるとブラックユーモアの線引きが分からなくなってくる。ほんまアンタは真面目やわ。力抜いて生きよ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!