-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

手こずったあとは楽勝

 

デザインされたようなオレンジ。百円。

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うんまぁい。

 

「グリーン・ブック」をやっと見た。また実話もの。元にしてるやつ好きやね。

ニューヨークのクラブで用心棒をするトニー。縁がつながり天才ピアニスト、ドクター・ドン・シャーリーのツアー運転手をすることに。シャーリーは一流のピアニストとして歓待を受ける反面、黒人差別にもさらされる。

またうまそうに煙草を吸いまくりでいやんなっちゃうね。煙草吸いてえ。昨今の映画は喫煙シーンがかなり排除されてるはずなのに当たりばかりだ。ニューヨークが出てくる話が見たいと思っていたのが良い引き寄せになった。60年代のアメリカを舞台にしてるのも個人的に嬉しい。タイトルのグリーン・ブックとは「黒人が使える施設」が掲載された雑誌のことで、差別が常態化していたことが分かる。しかしシャーリーは希有なピアノの才能を見出され、幼い頃から差別と無縁の上流社会で育っており、ニューヨークに住む黒人の生活や文化を知らない。一方トニーはイタリア人ながらニューヨークを生き抜く下町のあんちゃんで、彼も差別が常態化している。環境の違う者同士お互いの誤解を埋め、理解を深める珍道中が面白い。口が悪くて喧嘩っ早く、仲間思いで情に厚い。ギャンブル大好きで要領がいいトニー。下町庶民の代表みたいなオッサンが、上流階級の世間知らずなお金持ちを下町流にエスコートする。見れば見るほど既視感がある。鑑賞中モヤモヤしていてハッと気づいた。こち亀両さんだ!そうだそうだ。すごいスッキリした。そうとわかってなんだかもっとこの映画が好きになった。

 

youtu.be

 

バイオリニストでストラディバリウスを弾いてるおっさんを浅草中連れ回す話面白かったな。この映画が公開された時を同じく、この手の話を「ドゥ・ザ・ライト・シング」以降ずっと撮り続けているスパイク・リー監督の「ブラック・クランズマン」も話題になっていた。ネトフリさんはそちらもご用意あるようなので見ましょう。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!