-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

わた菓子食べた

 

とにかくいやらしい妄想をしています。

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スッキリすることが先決。

 

スティーヴン・ダルドリー監督2012年公開作品「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を鑑賞。

9.11で突然父親を亡くした少年が遺品から1本の鍵を見つける。いつも父親が作った謎解き遊びをしていた少年は鍵の向こうに父の面影を探して1人ニューヨークを訪ねまわる。

公開時に雑誌カジカジで紹介されていて、妙に気になるタイトルだけが頭に残っていた。正直楽しい映画だと良いなと思って再生したのでかなりカウンターを食らった。亡き父に向けられる子供の無垢な輝きが逆に重厚に響いて開始1時間はズーン。「喋れない老人」とのパートから少年の心持ちに通じるような身の軽さを覚えて一気に見やすくなった。子供特有の子分を従えるような口調が可愛かった。だがそれもすぐにまた現実に引き戻される。最後まで明るくは振る舞えない喜怒哀楽を寄せては返し、映画に向き合わざるを得ない気持ちになってくる。少年曰く”最悪の日”以来、トラウマによって高いところに登ったり、エレベーターなど閉じ込められる場所へ入れなくなったりと、急激に出来ないことが増えたという描写にとても深い悲しみを見る。

 

youtu.be

 

「大勢の人が大切ななにかを失ってた」「何もないより失望した方が良かった」など心にくるセリフは我が身に対しても示唆的に響いた。

 

トム・ハンクスの存在感、ありがたさが凄い。消えない光があると信じて突き進む姿や、トラウマを癒すような他人同士の結びつきがアメリカらしいなと思った。ハグ文化のとても良いところ。旧暦の正月を意識しだしてから節分を過ぎたくらいにお守りを買いに行ってる。電気毛布で乾いた喉を潤しています。日常の尊さ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!