-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

なにも変わらず

 

ほどけるように全身が弛緩した。

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皮膜の落ち着きで日々が潤っている。

 

仁義なき戦い」を見た。1973年深作欣二監督作品。第二次世界大戦後。広島で起きた暴力団同士の抗争について、当事者の1人美能幸三(劇中、菅原文太演じる広能昌三)が獄中手記を書き、そこに作家の飯干 晃一(いいぼしこういち)が解説を加えた「広島やくざ 流血20年の記録」を映画化。これまでのヤクザ映画における義理人情に厚い任侠ヒーロー像を壊し、ヤクザを美化することなく非情な裏切りや殺伐とした暴力を描いている。

 

一部セリフが聞き取りにくく日本映画ではじめて字幕を使用したが抜群に良い。ずっとテンポが良く、キャラを覚える前にいなくなる人も出てきて食らいつくように見た。バラエティ番組で怖い人が出てくると流れる例の音楽も初体験。人が死ぬと流れるようだが最後の方は流れ過ぎな気がしておかしかった。全体の空気をまとめるいい味のナレーションはアメリカのギャング映画「アンタッチャブル」に倣っているという。漫画クローズやワーストにも小ネタがあった気がするので読み直して回収したい。

一応目当ては次作「広島死闘篇」だったので2夜連続の「仁義なき戦い」を楽しみます。

 

youtu.be

「豪華演技陣」の言葉通り。日本のレジェンド俳優が勢揃いしている。

 

グラサンしてメンチ切ってる遺影を初めて見た。「戦後のどさくさ」と呼ばれてる時代がいかに無法で狂っていたのかを史実として知る。兵役から解放された若者が暴れ回るのは抑圧された青春を取り戻そうとしているのかもしれない。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!