-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

チーズはここにある

 

歩き疲れたら休む。 f:id:kemurikikakuku:20220208140646j:plain

仁義なき戦い 広島死闘篇」を鑑賞。

 

1973年深作欣二監督作品。「仁義」シリーズ番外編ではあるが、制作発表的には2作目に当たる。シリーズの中でも1位2位を争う人気の作品。

今作は♪チャララ〜がなかった!2作目以降を見てないので分からないが、1作目だけであれだけ使われるほど有名になったBGMなんだろうか。ないと聞きたくなる。前作よりもさらに露悪的なボスが真っ直ぐすぎる若者を使い捨てる戦争の続きのような悲惨な話だった。

本作は梶芽衣子さんと北大路欣也さんのロマンスにフォーカスして話が進んでいき、登場人物こそ今回も多かったが1作目に比べるとかなり見やすかった。梶芽衣子さんの可愛さにも目を奪われるが、のちに広島ヤクザの尊敬を集め、その典型とまで呼ばれたという山中正治を演じる若き日の北大路欣也さんの鬼気迫る演技とギラギラ感が凄い。またヤクザを演じる後続の役者が千葉真一さん演じる人気キャラクター、大友勝利の憎たらしい存在感にこぞって影響を受けているそう。当初は2人の配役が逆で、大友役を両氏ともに嫌がったほど太鼓判の下品さだ。

 

youtu.be

目が血走った若者を懐柔していく様が興味深い。根本的に愛や優しさに飢えているところに高みからそれを注ぐ悪どさ。

 

北大路さんがコロナに感染して現在は落ち着いていると発表があってタイムリーだった。次はどんな映画を見るのだろうか。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!