-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

人だらけの駅を抜ける

 

帰り道に朝方の神社へお参り。

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まだ真っ暗な早朝、本殿の灯りが頼もしくありがたかった。

 

ラヂオの時間」を見た。1997年三谷幸喜監督作品。

主婦の鈴木みやこが応募した脚本がラジオドラマに採用された。リハーサルも終わり本番を待つばかりのはずが、主役の女優千本のっこのワガママから大幅な台本の書き直しがはじまる。

エスカレートする俳優陣、スタッフによるワガママや書き直しに終始イライラする映画だった。見てる人にもイライラしてもらうための演出であることは間違いなく、何故ここまで執拗にやるのか調べると監督の実話が元になっていた。本作は93年に三谷監督が手掛けたドラマ「振り返れば奴がいる」の脚本が書き換えられて放送された経験から生まれている。劇中の鈴木みやこが相当不憫に感じたけれど、監督もかなり根に持っていたようだ。

元々舞台で演じられていた作品を映画化したこともあってか、演じることを強調するような見せ方が新鮮だった。全体にドタバタしていて90年代のテレビドラマを見てるような雰囲気が懐かしい。

 

youtu.be

最近YouTube鈴木京香さんのCMを見かけたのでハッとした。女優さんが変わらず美人なのはすごいことだ。

 

フジテレビのドラマだった「振り返れば奴がいる」のモヤモヤを晴らすように、同局の制作でこの映画が作られたのは興味深い。同じくフジテレビで大ヒットした「古畑任三郎」シリーズの手前、関係者は映画の登場人物のようにニコニコ笑って掌返しの手揉みをしたことだろう。その軽薄さは見習うべきところがありそうだ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!