-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

ノクターン中におせんべい

 

ほんまにえらい寒い。

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お満月です。

 

かもめ食堂」を鑑賞。2006年荻上直子監督作品。

フィンランドヘルシンキでカフェではない食堂を始めるために日本からやってきたサチエ。訝しがられて誰も来ない日が続いたある日、日本好きな青年が初めてのお客さんとして来たことから人の流れが変わり始める。

早速「いつか見るだろう」な作品を見つけた。公開当時ファッション誌で軒並み紹介されていた記憶が残っている。BRUTUSや、カフェなんかを紹介してる雑誌でも激烈プッシュされていて、ちょっと引いて見てた結果16年の歳月が流れていた。前もそんな映画あったな。

その日の体調や環境でめっちゃ感想が変わる話は散々してきたけど「かもめ食堂」は日によってガラッと変わる映画かもしれない。静かで「特に何も起きない」系の雰囲気は好きだし、落ち着いた優しい世界観も嫌いではない。しかしダメな時は最後まで見ることができないだろうなと見終わって思った。今日は何も考えずにボンヤリ人の会話を眺めるくらいで良いやと思って見始めたものの、それなりに展開を追って見るので、出来事の因果関係がよく分からないシーンが気になったり、好みだがジョークが合わない感じは否めない。もたいまさこさんを笑いどころとして全幅の信頼を寄せているのは伝わった。おそらく女性の自立を描いており、異国の地で単身不安も恐怖もなく、凛としてかつスローで自由な生活を充実させている姿に憧れを持つ映画なんじゃないかと思った。家賃相場は知らないけど食堂も家も潤沢といった感じで、お金に1ミリも困ってない感じがキモな気も。

 

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いわゆる「丁寧な生活」的なオーガニックだったりリネン素材のノリはこの辺から生まれたのかもしれない。

 

暖かくゆったりとした生活に憧れる。低刺激に見えても異国の地で起きる大半のことが慣れるまで初見の刺激だ。翌年公開された荻上監督の「めがね」も今見とかないとまた16年は見なさそうだから見ようか。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!