再構築されたvisual文脈
怪奇!YESどんぐりRPGのラジオがどこかで放送されたはずなんだ。
お笑いからも活力を得る。
ハーバート・ロス監督1987年公開作品「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に」を鑑賞。
田舎町カンザスから単身ニューヨークへ大金持ちになる野望を抱いてビジネス街へ躍り込んだブラントリー。だが就職は上手くいかず、経験がないことを理由に断られてしまう。母親の遠縁の叔父ハワードの連絡先をもらったことを思い出し、彼の経営する大会社へ直談判しに行き配送係(メールボーイ)の仕事に就くが、経営に携わるのは勿論、スーツの社員たちはブラントリーを視界に入れることすらなかった。
頭の先から爪先までバブリーな能天気映画で最高だった。音楽デカくない？と心配になるようなガンガンの80'sロックやフュージョン系の音楽はデイヴィッド・フォスターが担当。フュージョン系の数曲のためにサントラ購入を即決した激ツボの音。完全後追い世代だけどなぜこんなに？と思うくらい好きだ。この年代の一部の音楽は私の柔らかい部分をいやらしく刺激してくる。ファッションや建物、ニューヨークの夕景、豪邸の庭園で爆音のBGMをバックに大袈裟な身振り手振りでビジネストークを繰り広げるテイのマイケル・Ｊ・フォックス。長尺の「懐かしいCM」を見てるような映像の連続にウットリする。80年代大味のサクセスとエロとロマンス。2022年に誰が見たいんだ。どこを切ってもバブルフレイバーがする映画を楽しめる人のためのコメディ。
ヒロインのヘレン・スレイターは女性版スーパーマンの「スーパーウーマン」を演じた人らしい。予告編の荒い映像を見てリマスター技術の素晴らしさに感動することがある。
お正月から近所の神社を参拝している。昔から馴染みのある神社が大きく３つあって、最後のひとつにお参りができて良かった。雨垂れが岩を穿つような気持ちで祈る。天皇誕生日が関係してるのか、焚き火がくべられ、お正月以外はほとんど閉まっている授与所もお守りを並べていた。体が軽くなったような清々しい帰り道。家の窓を全開にする。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで！
