-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

裏に拝んだ

 

「R1グランプリ」に笑わせてもらう。

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サラッと粗品さんが口にした「ギャグは勇気くれます」という言葉に共感する。

 

1982年若松孝二監督作品「水のないプール」を見た。

改札の切符切りと便所掃除が毎日のルーティン。家には関心を失った妻子があるばかり。無気力に乾いていく男が気まぐれに家族を連れ、昆虫採集に向かった先で偶然見かけたカップルの痴態と、子供が使っていたクロロホルム。生きる理由欲しさに理性を狂気が凌駕していく様を描く。

復刻と廃盤とプレ値のやり取りを経てついに無料で見られる時代に。ありがたや。物語は実際に宮城県仙台で起きた事件をもとにしている。とんでもないことが行われている舞台は静寂なシーンが多い。目的意識に輝く男の笑顔が清々しいほど狂っている。被害者の女性が徐々に受け入れ始める展開はピンクなノリ。80年代に内田裕也さんが主演した作品はどれも独特の雰囲気をまとっている。またこの頃の裕也さんの顔、声がとても良い。

 

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今作には赤塚不二夫さん、タモリさんなどが少しだけ出演していて笑わそうとしてる感じもあり。

 

お見送りしんいちさんの号泣に詰まった諸々が涙腺を刺激した。映画を見ていてここ数年のカルト的な人気といえば何があるか気になり調べだした。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

 

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