ラトビア・ドーナッツ
いったん朝だけ寒いパターンね。
夕方まで暖かくなって春。
ミッジ・コスティン監督2019年作品「ようこそ映画音響の世界へ」を鑑。
映画に使われる様々な音響技術を紹介する作品。
映画音響の年代ごとの進化や緻密さを解説するドキュメンタリー。ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、名だたる巨匠が音響の必要性を説き「映画は音で作られる」と断言する。ネットで話題になっていたのを聞きつけて見た。CS系でやってそうなじっくり見ちゃう番組。大好物さ。
役者と同じように音で演技する音響技師(というのだろうか)の格闘が興味深い。音楽を演奏して映画を装飾するのはもちろん、あらゆる場所でフィールドレコーディングされた音声を駆使して作られる効果音に釘付け。戦闘機の音は猛獣の吠声を実際の飛行機の音に混ぜて作っていると知ってたまげた。
さまざまな音響制作の現場を見せてくれるのだが、この手の番組で1番よく見る”フォーリー”という技術が気になった。森の中を歩く音や、テーブルに食器を置く音、映画の中の音は別のスタジオで職人によって再度演じられている。音響製作者ジャック・フォーリーの名前から”フォーリー”と呼ばれるようになったこの技術。歩幅に合わせて毛布をバタバタさせることで雪の上を歩く音に聞こえたり、グラスなどが散乱した部屋の中を革靴で歩くシーンでは、大きな松ぼっくりを砂粒や薄い板にグリグリ押しつけて表現する。三谷幸喜監督「ラヂオの時間」で印象的だったオヒョイさんこと、藤村俊二さんの”フォーリー”が活躍するシーンを思い出した。やってみたい。
童心を刺激される。
高校3年間がコロナとピッタリ被っていた高校生が「最後の文化祭は好き放題やってやる」と張り切るツイートが注目されてることをTLで知った。歴史的に見て強制的な抑圧から解放された若者は特に凄いので、2025年くらいに才能が爆発した若者が同時多発的に出現するだろう(予言)。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!