-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

嵐が丘から徒歩3分

 

1ヶ月前に置き配されたアルコール除菌液に今気づいた。

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ガスメーターの扉を開ける所に置かれてると忘れる。

 

1995年大鶴義丹監督作品「となりのボブマーリー」を見た。

浪人生として東京に出てきたマサオミ。ある朝、隣の家から大量の煙が出てるのを見つけ、アパートが火事になると思いドアを突き破るとそこにはドレッドの黒人が笑っていた。

唐十郎の御子息、大鶴義丹監督作品があるとは知らなんだ。94年にマルシアさんと結婚されており、ブラジルの洗礼を全身に浴びたことが映画に深い影響を及ぼしていると推測される。マーゴメ。「ラスタマンたちはハーブの成分であるTHCを摂ることによって精神を浄化し、バビロンシステムの悪影響から身を守る、か・・」のっけからそんな台詞が飛び出す期待通りのストーナー映画だった。YouTubeの登場と時代の変化により今では見慣れたものかもしれないが、95年にマリファナらしきが映るスクリーンから日本語の芝居が聞こえる映像の違和感はなかなかのモノだったはず。全編ご機嫌なレゲエが流れっぱなしぱなしで肩が揺れる。画質が酷いと指摘するレビューがあり、配給側もそのことを記載するほどだがそこまで気にはならなかった。それより音声が聞き取りづらいのがしんどい。まぁまぁの音量で音楽と会話が一緒に流れるシーンが特に聞こえづらい。ハイになって編集していたのだろうか。マーゴメ。後半突然現れる女性キャラとかなり強引な逢瀬があって、ストーナームービーがサイケデリックな方に傾いてくる。誰もいない公園で丸尾末広さんの「少女椿」の紙芝居が始まったり、初監督作品ということもあり趣味が詰まりまくってるとみえる。

90年代によく見た記憶のある飯野雅彦さんが出演されてて懐かしさから謎の感動があった。ロン毛の頃のピエール瀧さんに似てる。カブキロックス氏神一番さんがレコード屋の店主だったり、予備校教師を演じる作詞家の森雪之丞さんによる詩の朗読が聞けるのもサブカルムービー的なレアさがある。状況劇場の美術を担当していたクマさんこと篠原勝之さんが不破万作さんとハイになるシーンなんかはメソッドマン&レッドマンの「How High」に通じる、アメリカ式の正統派ストーナーコメディの見せ方になってて感心した。

 

残念ながら予告はYouTubeに見つからなかったけど、この1曲でbe alright。

youtu.be

Everything's gonna be alright. no woman no cry.

 

ルーツレゲエはゆったりポジティブで本当に良い。ジャケットの文言に「予備校生と不良が偉人との国境を越えた」云々書かれてある誤字は、「外人」が差別用語であることを早くから認識されてたからなのだろうか。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!